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2014年11月21日 (金)

古典鍵盤楽器 徒然草 壱 〜ハンドレジスター(手動ダンパー装置)の可能性〜 終了

自由学園明日館が継続している東日本大震災復興支援活動に相乗りする形で始めた『古典鍵盤楽器 徒然草』ですが、昨日(11/20)、「壱 〜ハンドレジスター(手動ダンパー装置)の可能性〜」が無事終了いたしました。みなさま、どうもありがとうございました!
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フランク・ロイド・ライトの設計による重要文化財、明日館(みょうにちかん)の教室は規模こそ小さいですがきはめて上質の空間、この規模は現代楽器よりむしろ古楽器に向いていると言って差し支えないでしょう。芸術にはそれを享受するための空間スケールがモノを言いますが、とりわけクラシックな音響芸術には極めて重要であります。古楽器のスケール感はあくまでも生き物である人間が本来備えているスケール感に近いことは論をまちません。そしてこの感覚を現代楽器や電子楽器の演奏に活かそうとすれば、心地良さの方向性もより多様化するのではないでしょうか。
厳しすぎるご時世ではありますが、つかの間の安らぎを提供できればそれに勝る喜びはございません。

・・・下の画像はアンコールで弾いた、モーツァルトの『グラスハーモニカのためのアダージョ」の演奏写真です。このようにフォルテピアノの蓋を閉じてダンパーを上げっぱなしで弾くと、あ〜ら不思議、ホントにグラスハーモニカみたいな音が出せるンですね〜。これはいくつか昔の資料に記載がありまして、21世紀の現代に再確認できたのは実に嬉しいことであります。
この写真、楽器を提供してくださった梅岡楽器サービスのBlogから拝借いたしました(・o・ゞ

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