高校オーケストラ部合宿ちぅ
我が出身高校のオーケストラ部の合宿@西湖で〜す。
学校での合奏系活動、ただひたすらに根性で音符(楽譜ではない)を追い続けてその達成感に酔う傾向があるように感じていますが、オーケストラ活動という文化体験はその程度のものではないはずです。高校生たちにとっては迷惑千万なハナシでしょうが(音符を追っかけるだけの方が考えなくてイイですもんネ)、ウチの高校オーケストラ部卒業生でいつまでたっても高校生と関わりたがる連中は、当然ながらかなりヤカマシイ。
さてワタクシの方向は、当然ながら古楽という世界の見方を強要(笑)する、という方向でありま〜す。そのためにわかりやすいのは、いま一般的に見られる楽器と昔の楽器とは違うことを実演する/させることでして。かくして、所蔵楽器を写真のように並べてしまい、高校生たちが「きちんと片づけて〜!」とかなんとかやっているのに収拾つかずの状態にしている不良卒業生がワタクシです(・o・ゞ
昔の楽器は今の楽器のように至れり尽くせりのものではなく、音程がつかみづらい音はありますし、ヌケの悪い音なんて当然、まして金管楽器なんて見ての通りただ一本の管ですからね〜。このようないわば「使いづらい道具」を使って演奏するということは、否が応でも「その音楽を自分はどのように表現したいのか」を深く複雑に考えざるを得ない状況にさせられることに他なりません。当然、指導側としてもただ楽器を与えて「さぁ考えろ」なんていい加減なことをするワケには行かないのであります(まぁしょっちゅうやってますけどネ)。そして、このことは楽器の音色やそれに伴う表現の多様性を体験させることに直結し、明確に気づくかどうかはともかくとしても音符を追いかけるだけが演奏ではないことに気づくチャンスは増えるはずです。なにしろ昔の楽器は今の楽器と全く違う「コツ」が要求されますからして。
できれば他のオーケストラな方々にもこのような世界は知っていただきたく、もっと情報発信をしたい今日このごろだったりします。
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