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「音楽と知的に関わる」という立場でずば抜けた頭脳(とワタクシが書くことさえおこがましいのですが)をもつ柏木真樹氏の労作です。
音楽表現が少しでも上手になってくるとたいてい直面するのが『脱力』ではないでしょうか。ワタクシの理解では『脱力』とは『必要なところ以外は弛緩させる』ということなのですが・・・そもそも必要なところがわからない状態なのですから、この理解も表面的で字面だけのものになってしまいます(・o・ゞ
我々に必要なのは<自力でマトモに考えるために、どう考えるかを正しく考える>というワケわからん姿勢だと思いますが、柏木氏はコレを整理して提示できる希有の人材です。ヴァイオリンを弾かない人でも、音楽をやらない人でも、この姿勢に触れるだけでも一読の価値あり!
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