フォト

カテゴリー

2025年3月14日 (金)

ATLAS A500 1974年製 で、カール・コックの『メランコリー ヘ短調』を

ATLAS A500 1974年製 で、カール・コック/Karl Kock(1866-?)の『メランコリー ヘ短調』を弾きました。

ATLAS/アトラスは1960年代から1970年代にかけての押しも押されもせぬド中堅ピアノメーカーでやはり良い時代の品物、いつものピアノ工房ピアピットのクリーニングと再調整で落ち着いた鳴りが甦りましたぞ。

*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
http://www.piapit.com/repair.html

カール・コック/Karl Kockはドイツ語圏の作曲家であるようですが、このKarl Kockという作曲者名で出版された曲がこの『メランコリー/Melancholie』以外存在しないという現実からして、ペンネームで出されている可能性が高そうな気がしますね〜😅

2025年3月12日 (水)

桜神宮の河津桜

f0.9 1/125sec. (ISO200) 2025.3.12.
 Camera: PENTAX Q
 Lens: KERN Switar 13mm F0.9(D-mount)
Imgp7984s

お花は快晴だとコントラストがつきすぎて難しいので、曇りの日にの〜んびりと出動〜🐌

f0.9 1/250sec. (ISO200) 2025.3.12.
 Camera: PENTAX Q
 Lens: KERN Switar 13mm F0.9(D-mount)
Imgp7974s

ここ桜新町の桜神宮、社殿両側の河津桜がとにかく可愛くて女子に大人気。まぁあたしゃ最初っから不審者なので、気にせずに小さくて怪しげな寫眞機で満喫😎

f0.9 1/250sec. (ISO200) 2025.3.12.
 Camera: PENTAX Q
 Lens: KERN Switar 13mm F0.9(D-mount)
Imgp7971s

KERN Switar 13mm F0.9(D-mount) & PENTAX Q
Img_8953s

2025年3月10日 (月)

確定申告無事完了〜

f5.6 1/1250sec. (ISO200) 2025.3.10.
 Camera: SONY NEX-3
 Lens: LEITZ Summicron 5cm F2(M)
Dsc00635s

暖かな陽気の中、葛飾税ムショにてサクッと確定申告しぅりょう〜

Img_0980s

ムショwすぐそばに今年2025年で67年になる中華&蕎麦『栄屋』をつい最近見つけて突入、発注して茹で上げるまでに10分以上かかるホンモノの手打ちうどんでささやかなお疲れ怪。ココ、入り口が二つあって中華の赤のれんと蕎麦の青のれんがかかってますが中は一緒、脱衣所が別なのに浴室に入ると実は混浴、という昔々の温泉みたいでござるよw

Img_0974s

とっっっても天気が良く、税ムショ裏から新小岩駅まで旧中川のほとりを歩いて最近出土したズミクロン50mmの試運転。う〜ん、いつ買ったのか全く記憶がないんだよなぁぁぁ😅

f5.6 1/1600sec. (ISO200) 2025.3.10.
 Camera: SONY NEX-3
 Lens: LEITZ Summicron 5cm F2(M)
Dsc00652s

LEITZ Summicron 5cm F2(M)
Img_0989s

2025年3月 7日 (金)

DIAPASON 210E 1977年製 で、コルガノフの「ミニアチュア, op.10」から第1曲『思い出』を

DIAPASON(ディアパソン)の1977年製 210E グランドピアノで、コルガノフ「ミニアチュア, op.10」から、第1曲『思い出』を弾きました。例によってのピアピットによるオーバーホール&カスタム塗装品ですぜ(*´-`)
*楽譜はこちらから入手できます
https://store.piascore.com/scores/322973

DIAPASON(ディアパソン)はよく知られた国産ピアノで、天才技術者の誉れ高い大橋幡岩氏の高い志を実現すべく製造されたのが始まりです。この個体は1977年製ですので浜楽商事が販売していた時代の製品、さすがは210cmのグランドピアノで、しっかりオーバーホールしたら豊かな鳴りっぷりがよみがえりましたぞ!
*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
http://www.piapit.com/repair.html

Genary Korganov(1858-1890)はジョージア(グルジア)出身のピアニスト、作曲家。ライプツィヒで1874年から1877年までライネッケ、ヤーダスゾーン、ヴェンツェルに師事、サンクトペテルブルク音楽院でピアニストとしての訓練を受けた後、1880年にジョージア(グルジア)に戻り、演奏活動を続けながら公務員の仕事をこなし、余暇に作曲を行っていました。

2025年3月 2日 (日)

デッケルーNEXレンズアダプター修繕&テスト

花の時期になったかと思いきや明日から一気にくっっっそ寒くなるということで久々にホクトレンデルの鏡玉を引っ張り出したところ、な〜んとアダプターの止め金が歪んでいて機能せず。ダメ元で開けてみたらめっちゃ単純だったのでチャチャっと修繕できたのが奇跡的でござった。

Img_0897s

日曜日でどうせめちゃ混みだしテストしなくてイイかなぁと思いましたがさすがに物足りなくて、亀戸天神手前の小村井香取神社にGo。2年前にTopogon1.3cmを試したときはカンペキに満開でしたが、今日はそこまでではなかったのが残念無念😅

f8 1/400sec. (ISO200) 2025.3.2.
 Camera: SONY NEX-3
 Lens: Voigtländer Skoparex 35mm F3.4(DKL)
Dsc00509s

肝心のアダプターの調子はイマイチ、再度ネジを固く締める必要がありそう💦

f8 1/640sec. (ISO200) 2025.3.2.
 Camera: SONY NEX-3
 Lens: Voigtländer Dynarex 90mm F3.4(DKL)
Dsc00613s

2025年3月 1日 (土)

池上梅園あとちょっと

花の季節くらいは昔の鏡玉を使わなくっちゃ、ってなワケで厳しい冷え込みで開花が遅れている梅見でござい。

f5.6 1/250sec. (ISO125) 2025.2.28.
 Camera: PENTAX Q
 Lens: Dallmeyer Anastigmat 1inch F3.5(C-mount)
Imgp7857s

小ぢんまりして手ごろな都心の梅林はやっぱりココですね〜。満開には少し早かったのがチト残念でしたけど😅

f5.6 1/320sec. (ISO125) 2025.2.28.
 Camera: PENTAX Q
 Lens: Dallmeyer Anastigmat 1inch F3.5(C-mount)
Imgp7890s

今回も鏡玉はおそらく戦前の16mmフィルム撮影機用、英國はダルメイヤー社の Dallmeyer Anastigmat 1inch F3.5 で、柔らかくゴキゲンな発色で良き。

Dallmeyer Anastigmat 1inch F3.5(C-mount)
Img_0834s

2025年2月28日 (金)

YAMAHA U3H 1976年製 で、コチャルスキの「前奏曲集 op.65」から第6番 ロ短調 を

1976年製の YAMAHA U3H で、コチャルスキの「前奏曲集 op.65」から第6番 ロ短調 を弾きました。いつものピアピットでクリーニング&再調整でバッチリよみがえってますよ〜💪
*楽譜はこちらから入手できます
https://store.piascore.com/scores/321562

ごくごく普通の黒いYAMAHAで安心安定であると同時に、製造から50年も経つと履歴の個体差の方が圧倒的に優勢になってまるで違う芸風のピアノになるのが実に愉しいです(*´-`)

ラオル・コチャルスキ/Raoul Koczalski(1885-1948)という名前はいにしえの巨匠ピアニストマニアが密かに愛でていた存在ですが、ようやっとピンと来る方が増えてきた印象があります。4歳で舞台デビュー、5歳から作曲を始めて7歳までに40を越える作品を書くなどの正真正銘の神童でした。その才能に、かのショパンの高弟カロル・ミクリ/Carl Mikuli(1819-1897) が「私はこの少年にショパンから教わったことを全て伝える!」と1892年から4年間、徹底的に「仕込んだ」のでした(そのレッスンがホントに大変だった、とコチャルスキは告白してます😅)。

*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
http://www.piapit.com/repair.html

2025年2月23日 (日)

中島みゆき 作詞/作曲『倒木の敗者復活戦』ピアノソロ:1894年ベーゼンドルファー社製ピアノ(ウィーン式アクション/85鍵)で

本日2月23日は中島みゆきの誕生日でございます。
中島みゆきの『倒木の敗者復活戦』を、いつもの1894年製アンティークピアノで弾きました(*´-`)

『倒木の敗者復活戦』は2012年10月にリリースされたアルバム《常夜灯》に収録されています。この1年半前にあの恐ろしい東日本大震災が起こっており、この曲は東北へのエールではないだろうかという指摘が相次いだとのこと。これについて、中島みゆき本人は2016年11月リリースのアルバム《中島みゆき・21世紀ベストセレクション『前途』》のライナーノーツで

 あまりにも悲惨だった東日本大震災は、私の作品に於いても、発表を控えたり、表現を変更せざるを得ない事態が、いくつか起きた。そんな中で、逆にこの曲の「倒木の」が「東北の」と、聞き取れるとして、受け入れていただく結果になったのも、大震災の影響の一つであったと思われるが、それはそれで否定するまでもないと考えている

と述べています。

どんな分野であれ、ひとたび作品として世に出されたものは容赦ない評価、理不尽な扱い、誤解、曲解などなど、それこそありとあらゆる形で作者の意図と異なる受け取り方・扱いをされるものでして、表現者たるものその全てを否定せず受け入れねばならぬのが定めであり、なんだかんだ言ってそれこそが多様性を育んできた一面がございます。ただど〜も昨今、その方向性が知ろうとしない故のデタラメに変質してきて多様性を育みづらくなっているような気が致しますが、まぁこんなコト思うのは老害な証拠さねwww

さて不肖ワタクシ、2016年11月に『愛される花、愛されぬ花』をアップしてから8年ちょい、今回の動画で1894年製ベーゼンドルファー(など)で弾く中島みゆきシリーズが100曲となりました。中島みゆき唯一無二の個性たるCONTRALTOな低〜い声域は鍵盤楽器では埋もれやすい音域で1オクターヴ上げて編曲されてしまうのが常。それが不満でここしばらく自分で編曲しているのですが、めっっっちゃ嬉しいことに楽譜が欲しいという声がときどき届きましてな。この100曲めの機会を逃すなと関係各所からハッパかけられてwくっっっそ重い腰を上げ、お馴染みiPad用楽譜ビューアー「Piascore」の楽譜販売サイトで販売怪始です。まぁナメクジの歩みでのんびりとゆコトで屋号は『楽譜舎エスカルゴ』、今回は怪店記念のお祭りで『ヘッドライト・テールライト』『地上の星』『倒木の敗者復活戦』『雨が空を捨てる日は』の4曲リリース、どうぞよしなに〜🐌🐌🐌🐌
*楽譜舎エスカルゴ
https://store.piascore.com/search?c=1911

 打ちのめされたら 打ちひしがれたら
  値打ちはそこ止まりだろうか
  踏み倒されたら 踏みにじられたら
  答はそこ止まりだろうか


負けても負けても喰らいつけという高度経済成長期な根性論なハズもなくw、この疑問形に仕組まれているのは<そこ止まりだろうか(いや、そうではない)>という「反語」であります。たまたまにせよ必然にせよ失敗や挫折のない人生なんて自分を偽らない限りは存在せず、犯罪を犯していない限りは一個の人間として尊重されるのが人の道だと思うのですが、いまだにいわゆる「出世」の道から外れる者を見下しバカにする傲慢な方々って少なくないよなぁと感じています。まぁたとえそのような方々にそのような扱いを受けたところで<値打ちはそこ止まりだろうか><答はそこ止まりだろうか>、いや、そんなハズはございませぬ!

 光へ翔び去る翼の羽音を 地べたで聞きながら

おなじみの対語法、ここでは<>と<地べた>ですね。樹木とは高く天を目指す存在の象徴でしょうが、それがひとたび<倒木>となると、<打ちのめされ><打ちひしがれ>て<踏み倒され><踏みにじられ>る存在の象徴へと変わってしまうというところ、単なる言葉の綾というにはな〜かなかに厳しく人生を照らしていると思います。一寸先は闇でござるよ💦

 望みの糸は切れても 救いの糸は切れない
  泣き慣れた者は強かろう 敗者復活戦


ハ長調で始まって<地べたで>でチラッとフラットを見せておいてのここでのシャープ3つのイ長調への転調、グッと来ますね〜。歌詞と同時にガラッと前向きの空気に滑り込むのはまさに調性音楽の妙で、歌詞を原理的に持てない鍵盤楽器ではこのような箇所こそが試金石。過不足なくヤレばイイのは確かで、そう指摘するだけなら理解していない方でも可能ですが、ま〜コレが、たいてい、どっちかに偏っちまうんですわ〜😅

 あざ嗤え英雄よ 嗤うな傷ある者よ
  傷から芽を出せ 倒木の復活戦


英雄>は他者をあざ嗤ってもまぁ英雄のままでいられましょうが、<傷ある者>が他者をあざ嗤っては自らをさらに貶めるばかりです。<傷ある者>にとっては、その傷こそが復活そして再生、転生のきっかけ。切り倒された切り株の傷からは芽が出ますし、乾燥して何年も眠りについていた種子の固い皮からも傷をつけて水分さえ吸わせてやれば案外と芽が出ます。一般的に<敗者復活戦>とは他者との戦いですが、人生における<復活戦>とは<>に象徴される痛手のような何かをきっかけとして自ら動き出す、自らとの戦いでもありま〜す😤

 望みの糸は切れても 救いの糸は切れない
  泣き慣れた者は強かろう 敗者復活戦


あらためてこの2行、応援ソングとして見事に奮い立たせてくれますよね〜。<救いの糸>という<望みの糸>が切れてナイぢゃねぇかと論理的wに突っ込むのはヤボ、ココは対語法の妙を愉しむトコね。いくら<復活戦>が自らとの戦いであるとはいえ、小さき個人の力ではどうにもできずに<望みの糸>が切れたと感じる状況に陥ることだってあるでしょうよ。何度も痛手をこうむれば、もちろん強くはなりますが、倒れてしまうことだってありますもんね。そのようなときでもどこかしらに「糸口」があるものと信じなくては倒れたままなワケで、まぁそれもまた人生ではありますが、起き上がりたい人にとって<救いの糸は切れない>という言葉は力になりますね〜。

 傷から芽を出せ 倒木の復活戦



この動画で使っているピアノは100年以上昔、1894年製のアンティークピアノ。このような楽器を使ってこのような曲を弾くのはまことに愉しいです。現代では世間で聞こえる音のほとんどは電気を通していますが、このころに世間で聞こえていた音は生音が主流でした。1877年にエジソンが蓄音機を実用化し、このピアノが作られた1894年にはSPレコードの大量生産ができるようになって、次第に「録音」というシロモノが世間に知られるようになった時代。こんな時代の楽器がどれほど豊かな音世界を伝えていたのか、この動画で使っている楽器は奇跡的にオリジナルほぼそのまま、まさに時代の生き証人です。

2025年2月20日 (木)

SCHWESTER/シュベスター No.53 1973年製 で、ケルンラインの「青年時代の思い出, op.6」から第1曲『朝の挨拶』を

SCHWESTER/シュベスター No.53 1973年製 でケルンライン「青年時代の思い出, op.6」から第1曲『朝の挨拶』を弾きました。例によってのピアピットの楽器ですぜ(*´-`)
*楽譜はこちらから入手できます
https://store.piascore.com/scores/320291

SCHWESTER/シュベスターはよく知られた国産ピアノで、日本のピアノ製造は浜松周辺が中心でしたがそれ以外で作られていなかったワケではなく、東京蒲田で1929(昭和4)年に創業した協信社ピアノ製作所で作られていたのが、このシュベスターというブランド、日本が誇る老舗の一つです。1958年に名称をシュベスターピアノ製造に名称変更、1978年に浜松近くの磐田に拠点を移転して1981年に社名をエスピー楽器製作所と変更して現代に至ります。フレームの払拭で残念ながら新品の製造は止めてしまいましたが、厳選された材料で手堅く作られており、名品のほまれ高いブランドです(*´-`)

作曲のケルンライン/Justus Körnlein(1802-1866)はいくつかの作品が残されていて生没年もおおむねわかっているようですが、10歳のときにニュルンベルクにいたという情報以外は見つからないんですよね〜(・o・ゞ

*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
http://www.piapit.com/repair.html

2025年2月17日 (月)

春爛漫の南房総

花の季節にはまだ早い東京ですが、バスセンター東京八重洲から2時間半の南房総で菜の花を愛でてきましたぞ✨

f5.6 1/800sec. (ISO125) 2025.2.17.
 Camera: PENTAX Q
 Lens: Dallmeyer Anastigmat 1inch F3.5(C-mount)
Imgp7793s

南房総って奥まっている印象が強くて心理的距離が遠くw、片道2時間半とはいえ重〜い腰がなかなかアガらなかったのですが、やっぱり行ってよかったですわ〜。

f5.6 1/400sec. (ISO125) 2025.2.17.
 Camera: PENTAX Q
 Lens: Dallmeyer Anastigmat 1inch F3.5(C-mount)
Imgp7786s

今回持って行った鏡玉はおそらく戦前の16mmフィルム撮影機用、英國はダルメイヤー社の Dallmeyer Anastigmat 1inch F3.5 で、柔らかくもヌケの良さがゴキゲンでございました。

Dallmeyer Anastigmat 1inch F3.5(C-mount)
Img_0834s

2025年2月15日 (土)

Kohler & Campbell/コーラー&キャンベル KC-244F 2007年製 で、コプチンスキーの前奏曲 変ホ長調 を

2007年製の Kohler & Campbell/コーラー&キャンベル KC-244F で、コプチンスキー/Janusz Kopczyński(1831 or 1838 (September?) — after 1883 (?))作曲の前奏曲 変ホ長調 を弾きました。例によっての ピアピット の入荷品です(*´-`)
*楽譜はこちらから入手できます
https://store.piascore.com/scores/319006

Kohler & Campbell は1894年ニューヨーク創業のアメリカの老舗ですが、例によってというべきか1991〜1997年にはサミックU.S.A.で生産され、その後この個体も含めてサミックIndonesiaで生産されていました。ごくフツーの現代のピアノと申してよろしいと思います。

作曲のコプチンスキーの情報は例によって極めて少ないですが、ウクライナ生まれ、パリに出てかのアルカンに師事して頭角を表したとのことです(・o・ゞ

*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
http://www.piapit.com/repair.html

2025年2月 9日 (日)

PETROF/ペトロフ P100 III Barok 1995年製 で、コスの即興曲 op.15-1 を

1995年製の PETROF/ペトロフ P100 III Barok で、コス/Henning von Koss(1855−1913)作曲の即興曲 op.15-1 を弾きました。例によっての ピアピット の入荷品です(*´-`)
*楽譜はこちらから入手できます
https://store.piascore.com/scores/319622

1995年製の PETROF/ペトロフ P100 III Barok です。ペトロフはご存知チェコの老舗ピアノメーカー、共産主義時代に国有化こそされましたが幸いにも創業者一族の権利が完全に奪われることはなかったそうで、ベルリンの壁崩壊後の再発展はめざましいものがあります。1995年当時はまだアクション部が洗練されておらず現代のような明晰なタッチではございませんが、高さたった105cmの小さな共鳴箱にもかかわらず音色と響きの美しさは格別ですぞ✨

作曲のコスについての情報は例によってほぼ全くございませんが😅、作品のほとんどが歌でごく僅かにピアノ曲も書いていたようです(・o・ゞ

*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
http://www.piapit.com/repair.html

2025年1月31日 (金)

グランドピアノ型蓄音機

ピアノの形をしていればナンでも持ってきてイイと思われているピアピットw、まさかのグランドピアノの形をした蓄音機が入庫いたしましたぞ。ピアノの台数がハンパない状態ですのではじっこに追いやられる可能性高し、気になる方はお早めにピアピットまでどうぞ〜😛

*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
http://www.piapit.com/repair.html

Img_0467

『ローズ・マリー』(1954年)から、インディアン・ラヴ・コール
アメリカのMGMレコード社による音源で、日本コロムビアによる国内盤です。LPレコードがすでに1948年に発売されていますので1954年はSP盤末期ですが、それだけに近代的な音質改善がなされているのでしょうか、音像の周りの空気感までしっかりと味わえるような気がします。

2025年1月26日 (日)

大塚ピアノ社、インスタレーション

資料を漁りに何度も何度も出向いた鶴見の大塚ピアノ社、奥はまだまだモノにあふれていますが、店舗だった表はインスタレーションな場になってます👀👀👀

Img_9689

脇田樹さんによるインスタレーション『voiced』、ここ鶴見の大塚ピアノ社(神奈川県横浜市鶴見区豊岡町13番28号)にて、1/27と2/1, 2の13〜19時です。

Img_9685

大塚ピアノ社のご店主は昨年末に亡くなってしまいました。戦後まもなくから積み重ねられた歴史に思いを馳せるのもオツなもんですぞ💡

2025年1月24日 (金)

ROLEX/ローレックス KR-33E 1980年製 で、コルナウトの「小組曲, op.29」から、第4曲『レントラー』を

1980年製の ROLEX/ローレックス KR-33E で、コルナウト/Kornauth(1891−1959)作曲の「小組曲, op.29」から、第4曲『レントラー』を弾きました。例によっての ピアピット の入荷品です(*´-`)

ROLEXは数多くのブランドの生産をしていた浜松の大成(たいせい)ピアノの製造による神戸の協立楽器のブランドで、時計のロレックスとは全くもって無関係ですw。さすがは日本の中堅メーカーの底力、きちんと手を入れて調整し直せばマトモな音色を奏でてくれますぞ。このブランド、ネット上その他各種資料に「ロレックス」という表記が蔓延していますが(まぁ無理もないかw)当時の紙のカタログでは「ローレックス」という表記になっていることは是非とも認識していただきたいですね〜🧐

作曲のコルナウトはオーストリアで活躍した作曲家です。ウィーン音楽院の音楽理論の教授やザルツブルク・モーツァルテウム音楽院で作曲法の教授を歴任し、1946年と1947年にはモーツァルテウム音楽院の院長代理も務めていますが、ま〜忘れ去られてしまってますね〜(・o・ゞ

*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
http://www.piapit.com/repair.html

参考文献:三浦啓市『日本のピアノメーカーとブランド』
https://www.ankasha.com/books/books2

2025年1月19日 (日)

季節労働、つつがなしw

Img_9629

アズール弦楽合奏団演奏会@豊洲シビックホール、チラシでは1330開場なのに紙のプログラムでは1345開場って、そりゃお客さん入るよね〜🤣

Img_9627

ワタクシの出番は前プロなので、いつもの豪華おべんとはあとでゆっくりいただきましょうぞ。

Img_9626

2025年1月18日 (土)

季節労働者の本番前日

明日(1/19)の弦楽アンサンブル+αのα役で、文京区のちょいと渋いトコで猛(?)稽古🔥 まぁ一応、明日の本番は豊洲シビックホールで14時開演入場無料。

Img_9600s

道を一本それたトコに昔ながらのミニ商店街があって、重要文化財のおそば屋さんの「新開屋」
Img_9591s

そのはす向かいには老舗の萬年筆専門店の「川窪万年筆店」
Img_9594s

昔ながらの八百屋さんも発見、寒くなければのんびりお散歩だったのですが😅
Img_9603s

さらに、今となってはそうそう見ることのできない地元密着スーパーマーケット「フードストアー かみもと」
Img_9613s

コンビニ程度かと思いきや奥行きがかなり長く、しかも商品の陳列密度が目を見張るばかり😳
Img_9609s

外の道にもぎっしりと整然と並んだワゴン(というかもはや棚)の行列よ!
Img_9605s

2025年1月16日 (木)

中島みゆき 作詞/作曲『雨が空を捨てる日は』ピアノソロ:1894年ベーゼンドルファー社製ピアノ(ウィーン式アクション/85鍵)で

中島みゆきの『雨が空を捨てる日は』を、いつもの1894年製アンティークピアノで弾きました(*´-`)

『雨が空を捨てる日は』は1976年6月にリリースされた研ナオコのシングル《LA-LA-LA/雨が空を捨てる日は》B面に収録された、中島みゆき作詞作曲の提供曲です。そして同年1976年10月にさっそく中島みゆき本人のアルバム第2作め《みんな去ってしまった》の第1曲に収録、さらには翌1977年にちあきなおみのアルバム《ルージュ》でカバーされているという、当時なかなかウケを取れていた曲なようです。めっちゃ演歌な湿っぽい出だしからのこのなんともうすら寒いどんよりした雰囲気、さすがさすがの初期の中島みゆきでありますナ🧐

実は今回の動画で1894年製ベーゼンドルファーで弾く中島みゆきシリーズが第99曲めとなり、来月ついに100曲めをアップできる予定です。来月は2月、ナニがある月なのか、みなさん当〜然ご存知ですよね〜。2016年11月に『愛される花、愛されぬ花』をアップしてから8年、嬉しいことに楽譜が欲しいという声がときどき届きまして、この100曲めの機会を逃すワケにゃいかんとくっっっそ重い腰を上げようとw。ピアノ用編曲をネット上販売するにあたっての著作権処理は特に難しくないことも判明、まぁナメクジの歩みでのんびり行こうと思ってます。どうぞよしなに🐌🐌🐌

 雨が空を捨てる日は
  忘れた昔が 戸を叩く
  忘れられない 優しさで
  車が着いたと 夢を告げる


これぞ詩作そして思索の妙、着想としてざっと平たく書けば「雨の日はなにやら昔を思い出して切なくなるものよ」てな感興なのでしょうが、デキる詩人の手にかかるとこうも素敵で美しい表現になっちまうんですね〜。まぁ若かりし中島美雪嬢(本名ね)にも、昨年2024年11月13日に亡くなった谷川俊太郎の詩に打ちのめされた大切な経験があるワケで、古今東西を問わずいつの世でもレベルを知る人材たちの切磋琢磨たるや、すさまじいものなのでしょうね。

 <忘れる筈もない。実は私には、谷川俊太郎という名を聞いただけで土下座したくなるような思い出があったのだ。(雑誌「鳩よ!」1991年3月号)

中島美雪嬢は1972年『あたし時々おもうの』で第2回全国フォーク音楽祭全国大会で優秀賞を受賞し、この曲でプロデビューするてはずになっていましたが、全国大会の課題として出された谷川俊太郎の詩『私が歌う理由』に衝撃を受けてしまった美雪嬢はデビューを思いとどまったのでした。1970年代初頭のフォーク界で実力で勝ち取ったプロデビューのハナシを白紙にできるなんて、ちょっとやそっとのキモの座り方じゃないですわよ。そう言えば、18歳にしてショパンコンクールで優勝したのに8年も表舞台に出てこなかったポリーニという大ピアニストもおりましたが、昨年2024年3月23日に亡くなってしまいました。

 空は風色 ため息模様
  人待ち顔の 店じまい


雨の日に昔を思い出してそれにひたっている主人公でしょうが、思い出にひたって<ため息>ばかりついているワケにもいかず、名残惜しくも<人待ち顔の 店じまい>と相ならざるを得ないんですよね。まぁ思い出ってぇシロモノはどのような思い出であっても、美しいと同時に寂しいもの、と相場は決まっているのでありま〜す✨

 雨が空を 見限って
  あたしの心に のり換える


『雨が空を捨てる日は』のキーワードは当然ながら<>で、それはあくまでも感情を持たぬ自然界の降水現象wに過ぎませんが、中島みゆきの歌詞にはホントに多種多様な<>が登場しますね。本来こころがないハズの事物であってもひとのこころを通すことで象徴として再解釈されて鑑賞者の心を動かすワケで、それができてこその芸術家の存在価値。詩人ってすごいですよね〜。

 雨が空を捨てる日は
  直しあきらめる 首飾り
  ひとつ ふたつと つなげても
  必ず終わりが 見当たらない


ここに谷川俊太郎の『私が歌う理由』の影響を感じてしまうワタクシでございましてな。なにしろ・・・

 私が歌うわけは
  いっぴきの仔猫
  ずぶぬれで死んでゆく
  いっぴきの仔猫
(谷川俊太郎『私が歌う理由』冒頭)

出だしの二行がちょっと不思議な形になっており、一行め最後の「は」という係助詞に「対照」という「なにかを提示することで、そのなにかから連想できる潜在的な別の意味合いを想起させる」という役割を与えています。一見すると関係がない一行めと二行めとで読み手は一瞬「?」となりますが、それに続く二行がその感覚的な種明かしになっている、という構造が同じなんですね〜💡

 空は風色 ため息模様
  人待ち顔の 店じまい


雨の日に昔を思い出してそれにひたっている主人公でしょうが、思い出し続けたって忘れられなくたってどこかで<終わり>を作らなければならない。それはわかっていても、わかっていてもですよ、あ〜、も〜、そんなの、無理に決まってるんです。<首飾り>は切れてしまえば使えないですし、直してしまえば<終わり>がないワケでして。そんな未練たっぷりな主人公の心はまさに<人待ち顔の 店じまい>ですね。いやはや中島みゆきの言葉の力、冴え渡ってますわ。

 雨が空を 見限って
  あたしの心に 降りしきる


今度の<>は<あたしの心に  のり換える>のではなく<あたしの心に 降りしきる>とは、これまた詩ならでは。雨模様の空から昔を思い出した主人公は、結局泣きたくなってしまったのでしょうね。<>は空を見限ることができたようですが、主人公の心のうちはま〜だまだ未練たっぷりなようです。同時に、例によってですが、最初期の中島みゆきだからと言って恋心の未練のみに感覚を限定させてしまうのは、詩の鑑賞としてはチトもったいない。個々人それぞれが歩んできた人生に照らし合わせて一緒に心に降りしきる雨を感じてじんわりしたいものです。

そう言えば、この『雨が空を捨てる日は』は、アルバム《みんな去ってしまった》の第1曲でしたっけ😭



この動画で使っているピアノは100年以上昔、1894年製のアンティークピアノ。このような楽器を使ってこのような曲を弾くのはまことに愉しいです。現代では世間で聞こえる音のほとんどは電気を通していますが、このころに世間で聞こえていた音は生音が主流でした。1877年にエジソンが蓄音機を実用化し、このピアノが作られた1894年にはSPレコードの大量生産ができるようになって、次第に「録音」というシロモノが世間に知られるようになった時代。こんな時代の楽器がどれほど豊かな音世界を伝えていたのか、この動画で使っている楽器は奇跡的にオリジナルほぼそのまま、まさに時代の生き証人です。

2025年1月13日 (月)

Lilypond作成環境、移行成功〜✌️

てなワケで、さすがに古すぎる15年以上昔の環境から我がメインのM1 iMacに楽譜作成環境を移行できましたぞ💪

Lilypondのバージョンは2.15から一気に最新安定版の2.24に上がり、Lilypondアプリは廃止されたのかな? Frescobaldi3.3なるコーディングに親切な環境で雰囲気一新、まぁなんと言っても画面が大きくなったのが(広さ4倍だもんネ)一番ラクですわ。

ただ、日本語がいかにも外国人が作ったような変なフォントに置き換えられてしまうという問題が生じてチト面倒でしたが、使うフォントを.ttcではなく.ttfにすることで怪決できてホッ✌️

Img_9561_20250113213701

少し前にFinaleなる高価なw業界標準な楽譜作成ソフトがもはや開発どころかサポートすら停止、という大激震が走りましたが、あたしゃ無関係だもんね〜とナナメから見てタカをくくっていたバチが当たったのかもねw

画面内でおおむねできているのは、ついこないだYouTubeにアップしたコチャルスキのプレリュードop.65-15。ごくまれに問合せがあるので、この手のマイナー作曲家の譜面を浄書してワタクシのPiascore楽譜ストアで提供し始めるつもりにて、まぁ期待はしなくてもヨシ🤣

2025年1月12日 (日)

2008年製白ポリカーボネートMacBook、ご臨終w

ヤフオクで確か5000円くらいでオトして、Lilypondでの楽譜作成用としてがっつり使い倒していた2008年製白ポリカーボネートなMacBook、ついにハードウェアエラーを起こしてご臨終致しました。ビープ音3回は初めて聞いたぞ😅

Img_9540

この時代の白MacBookは簡単にハードディスク換装できるので、もう一台のほぼ同型でコレまたバックライト用ケーブル接触不良で危ないw2009年製MacBookに差し替え、運良くバックライトが消えない状態でデータ救出できてホッ👌

Img_9539

さすがにM1 iMacに環境移さなくちゃと思って、おベンキョー怪始でござる🐌

Img_9507_20250113213701

«コチャルスキ「前奏曲集 op.65」から第15番 変ニ長調 を、1894年ベーゼンドルファー社製ピアノ(ウィーン式アクション/85鍵)で

2025年3月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

最近のコメント

無料ブログはココログ