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カテゴリー「音楽>作曲家>Frescobaldi」の2件の記事

2017年5月29日 (月)

5月28日/チェンバロリサイタル「イタリアの風」アンコール:フレスコバルディ/戦いのカプリチオ/Capriccio sopra la Battaglia

2017年5月28日、新潟県三条市の山奥、旧下田村(しただむら)の景勝地「八木が鼻」のすぐ近くの古民家カフェ『傳七茶屋』で行った初期イタリアンチェンバロ演奏会:筒井一貴チェンバロリサイタル「イタリアの風」での多少悪ノリしたwアンコール。フレスコバルディ(1583-1643)のトッカータ集第1巻所収の『戦いのカプリチオ/Capriccio sopra la Battaglia』です。

地元のチェンバロ&クラヴィコード製作家の高橋靖志氏の手による、音域はC/E-c3の4オクターヴでしかもショートオクターヴ、弦は8フィートのみで音質の切り替えも不可・・・というほぼミニマムな小型イタリアンチェンバロ。イタリアンな楽器はイタリア人的に低音がバリバリでそして元気で・・・とかなんとか言われますし、構造上そのような性格であるのは確か。ですがチト待っていただきたく。「イタリアンな楽器はイタリア人的」と言うならば、そのようないわば偏った一面的な性格wだけに止まっているはずがございません。甘〜くささやく愛もまたイタリア人が得意である方向なのは論を待たず、事実、この楽器の弦を細めにしてかかる張力を落とし、弦をはじく爪も弱くしてみたところ・・・丁寧に弾いたときのメロディーの音質がいかにもな甘い『どるちぇ』になりました。この『どるちぇ』な方向性もまたイタリアンのために重要な方向性なんですよ〜。

この音域4オクターヴかつショートオクターヴ、という非常に「限られた」楽器には、まだまだ現代人が気づいていない魅力がたくさん秘められているような気がしますね〜 (`・ω・´)シャキーン

2015年10月18日 (日)

フレスコバルディ/Balletto i Corrente e Passacagliを柔らかく調整した小型イタリアンチェンバロで

La Dolce Italia ! ドルチェ・イタリア! 〜古民家喫茶 傳七茶屋コンサート〜 を終えて、東京に戻ってまいりました。
さて『ドルチェ・イタリア!』の解題でございます(・o・ゞ
イタリアンな楽器は低音がバリバリ鳴ってそして元気で・・・というのが一般的な解釈ですし、構造上そのような性格であるのは確かではありますが、イタリアンチェンバロが全てそのような性格「だけに止まる」楽器であろうはずがございませんではあ〜りませんか (`・ω・´)シャキーン

今回使ったのは、まさに地元のチェンバロ&クラヴィコード製作家の高橋靖志氏による、音域はC-c3の4オクターヴでしかもショートオクターヴ、弦は8フィートのみで音質の切り替えもできない、というほぼミニマムな小型イタリアンチェンバロ。この楽器を今回の演奏会のために弦を外して響板を表面から削りこむという大工事を行ってさらに弦をはじく爪を非常に軽く調整し、ピッチも相当に下げてみた(今回はA=394Hz近辺で落ちついた模様)ところ、ほぼ狙い通り、丁寧に弾いたときの右手周辺の音質がいかにもな甘〜い『どるちぇ』になりました。この『どるちぇ』な方向性もまたイタリアンであるために重要な方向性に違いなかろうと思っています。
甘い方向に爪を調整しても楽器の設計=鳴り方の特性自体が変わるワケではなく、そもそもが低音がしっかり鳴る方向性ですから、タッチを変えることでの表現の可能性がかなり拡がった感じもします。ちょっと楽しくなってきたかも!

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