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カテゴリー「音楽>作曲家>Chopin」の6件の記事

2017年3月 1日 (水)

ショパンの生誕祭によせて『前奏曲 op.28-20』を、アドラー社の大型リードオルガンで

本日(3/1)は一応ショパンの誕生日とされることが多い日付ですが、いまだに正確なところは不明です。そして生年は「1810年」とされていますが、調べてみるとこれまた意外にもなんだかよくわからんです(・o・ゞ

当時、現在の出生届にあたるものが教会の受洗記録だったワケですが、ショパンについての受洗記録:「1810年2月22日」と言う日付がいい加減なもの、というのは当時のポーランドを知る人にとっては自明のことだそうで。
・・・まぁそれはさておきw

ショパンは高校時代にピアノだけでなくオルガンも習っており、しかも全校生徒が参加するミサの演奏を任されたことがあるほどの相当な名手でもありました。ただ、即興に熱中するあまりにミサ次第を無視することも多々あったとか。いかにもな逸話ですね〜。

ひとかどの作曲家というもの、我々が想像する程度の楽想の範囲で作曲しているハズもなく、ある楽器を指定して出版したからといっても常にその楽器でなければ演奏してはならぬ「決まり」があるハズもございません。
・・・古楽器なワタクシがこんなこと言うのはモンダイかなぁヽ(´o`;

それを念頭に置いて、先日(2/26)に高崎で行った風琴音楽會Vol.1 大作曲家とリードオルガンで使った、おなじみ渡邉祐治氏の修復によるニューヨークはアドラー社製の大型足踏み式オルガンを使って『前奏曲集 op.28』の第20曲を弾いてみました。なかなか堂々とした結果になった感触、どうぞお楽しみくださいませ!

2016年10月17日 (月)

ショパンの命日によせて『マズルカ op.41-4』を、ペトロフのアップライトピアノで

今日(10/17)は、ポーランド生まれの作曲家:ショパン(1809/10-1849)の命日ですよ〜。

ショパンは生涯を通じて祖国ポーランドへの強い想いを忘れることはなく、その作品の全てにその想いが込められている・・・というのは比較的有名なお話であります。
その強烈な愛国心を洗練の極みの裏側に秘めてしまい、それをマズルカという本来洗練とは無縁である土着の音楽にまで徹底させるのがショパンの美意識。この「硬派」で「気高い」魅力は限りなし、ショパンはおセンチな作曲家では断じてございません。

そのマズルカから1曲、白金台のチェコ製ピアノ<ペトロフ>専門店:ピアノプレップにて、あくまでも基本に忠実な丁寧な調整(=プレップアップ)を経て生まれ変わったアップライトピアノで弾きました。

実はこの曲の作品番号を「op.41-4」としている楽譜や録音が非常に多いのですが、これは1840年12月ライプツィヒ出版のドイツ初版の出版社:Breitkopf & Härtel が勝手に曲順を変更した(4曲めを1曲めに持ってきてあとは玉突き状態にw)のが誤りとして今に踏襲されてしまっているワケなのです。

2016年3月 9日 (水)

ショパン/ワルツ第3番 op.34-2を1843年プレイエル製スクエアピアノで

三寒四温の時期・・・なのかも知れませんが、それどころか、一気に寒くなりましたねぃ。花冷えにもまだまだ早いし(・o・ゞ
さて、安定の1843年プレイエル製のスクエアピアノで、ショパンのワルツ op.34-2(第3番)です。この楽器にはオリジナルのいわゆる「第二響板」が残っており、それをセットして弾きました。

ショパンのワルツの名称、楽譜でもCDでもたいていは第1番のop.18が「華麗なる大円舞曲/Grande valse brillante」と称され、第2〜4番のop.34が「華麗なる円舞曲/Valse brillante」と称されていますが、この第3番:op.34-2って物憂げなワルツなのにど〜して「華麗なる」なのかなぁ・・・と思ったことはありませんか?

実はショパンはop.18にのみ「Valse brillante」という表記をして、op.34には「Valse」という表記しかしていないのでありま〜す。ですから、ショパンの意図は、第1番のop.18が「華麗なる円舞曲」であって、第2〜4番のop.34は単なる「円舞曲」なのです。出版社がおそらくは売らんがために勝手につけ加えた通称、訂正されることはないかもしれませんね〜(・o・ゞ

ショパン
 『3つのワルツ op.34』より、第2曲 イ短調(ワルツ第3番)
 プレイエル1843年製スクエアピアノ(個人蔵)
 修復:ピアノバルロン・ジャパン 和田明子
 演奏:筒井一貴

2016年3月 1日 (火)

ショパン/ノクターン第11番 op.37-1を1843年プレイエル製スクエアピアノで & ショパンの誕生日について怪説

本日(3/1)は一応ショパンの誕生日とされることが多い日付ですが、いまだに正確なところは不明です。そして生年は「1810年」とされることが多いのですが、チト疑問を呈したいワタクシでありま〜す。

まずは、ショパンが生きていた時代、パリのプレイエル社による1843年製のスクエア・ピアノで弾いた、ショパンのノクターン第11番 op.37-1 をお楽しみくださいませ〜。この見事な修復を成し遂げたのは、ピアノバルロン・ジャパンの和田明子(Akiko WADA)さんです。

ショパン
 『2つのノクターン op.37』より、第1曲 ト短調(ノクターン第11番)
 プレイエル1843年製スクエアピアノ(個人蔵)
 修復:ピアノバルロン・ジャパン 和田明子
 演奏:筒井一貴


当時、現在の出生届にあたるものが教会の受洗記録だったワケですが、ショパンについての受洗記録:「1810年2月22日」と言う日付がいい加減なもの、というのは当時のポーランドを知る人にとっては自明のことだそうで。
そうなると証言ではなく信頼するに足る物証を探したいところなのですが・・・あるんですね〜(・o・ゞ

ワルシャワを訪れた歌手カタラーニから10歳のフレデリック君に贈られた金時計。それには
<カタラーニ夫人は10歳のフレデリック・ショパンにこれを贈る。ワルシャワにて1820年1月3日>
・・・という彫り込みがありま〜す。ひとかどの音楽家が人品いやしからぬ少年の即興演奏に驚嘆して贈る金時計ですから、相当に大切な贈りものでしょう。そこに彫り込む年齢を間違えるとは到底考えづらいですし、しかも万一刻まれた年齢が間違っていたら、いかに大切な思い出の品物であってもショパンが終生手放さない、ということはなかったと思うんですね〜。
それならば、少なくとも1820年1月3日にショパンが10歳であった、というのは史実として認められるレベルの重要な資料だと言って良いのではないでしょうか。

さて、1820年1月3日に10歳であるためには、誕生日が1809年1月3日〜1810年1月2日でなければならぬのは理の当然。(。_°)? (°_。)? アレ?
・・・一気にショパン誕生1809年説が確率的にもw高まったと思いませんか〜? (`・ω・´)シャキーン

ただしこの怪説wは、あくまでもこの金時計に彫り込まれた日付と年齢が正確である・・・という前提があって初めて成り立ちますので、そこを突っ込まれてもあたしゃこれ以上の説明は無理です。ごめんなさいですが。m(._.)m

金時計の写真は、下のリンクからご確認くださいませ〜。
http://www.chopin.pl/edycja_1999_2009/galeria/gall-12.html

2015年7月31日 (金)

ショパン:24の前奏曲 op.28より、第15曲(雨だれ):ペトロフのアップライトピアノ(P118R1)で

チェコ製ペトロフのアップライトピアノによる動画、今回も白&金のペトロフP118R1(Rococo)ですが、ここでひとまず一区切りかなぁと(・o・ゞ
いやはや、 ピアノプレップ Piano Prep の代表:山内 敦さまにはホントにお世話になりまして。昔の人たちの想像を絶する研究/探求、経験/鍛錬などなどの結果生み出され、しかも現代まで時の淘汰に耐えて生き残って来ている楽器ですから、まぁ実は単純に「木の響き」なぁんて一言で片付けられるはずもなく。その世界に魅せられてしまった現代人は、さめざめと涙を流しつつw、ひたすらに芸を磨くよりほかナイのでありま〜す。楽器の調整が優れていると自分のデキていないところが判りやすくなり、実はコレこそが本質に近いような気がしています。

さぁ中締めwは、怖いですがやっぱりショパン。しかもおそらく公開演奏はしたことがない通称「雨だれの前奏曲」です。有名曲はちょっとね〜と感じていたのですが、ここ数年でやはり有名曲には有名になるだけの理由があるんだよなぁ・・・と思うようになり、こっ恥ずかしいとも思わなくなりました。

・・・進化?退化? そんなのどっちでもイイかも (`・ω・´)シャキーン

2015年7月21日 (火)

ショパン:マズルカ op.41-3(op.41-4という誤解が多い):ペトロフのアップライトピアノ(P118P1)で

実は数多くの名作曲家の中でもショパンが別格総本山w的に好きなワタクシ、中でもマズルカの多彩さには強〜く惹かれるのでありま〜す(・ω・ゞ
マズルカはショパンの中でもとりわけ強烈に祖国ポーランドへの思いが込められていて、それだけに極めつけに独創的。広く深い芸術作品の例に漏れず、受け手である自分が気づけば気づくほど考えねばならぬことが加速度的に増えてくるので、嬉しいやら困ったやら。しかも、ショパン先生ってば、その強烈な愛国心を微塵も見せずに洗練の極みの上品さの中に埋め込みやがるwので、自分ごときがやろうとすればするほど逆に遠ざかるのがオチ (´・ω・`)ショボーン
「ショパンの曲は花のかげに隠れた大砲である」とはシューマンの言葉。

ピアノプレップ Piano Prep​ による丁寧なプレップアップ済のPETROFアップライトピアノ(P118P1)の助けを借りて、ショパンのマズルカ op.41-3 を弾きました。 実はこの曲の作品番号を「op.41-4」としている楽譜や録音が非っ常〜に多いのですが、これは1840年12月ライプツィヒ出版のドイツ初版の出版社:Breitkopf & Härtel が勝手に曲順を変更した(4曲めを1曲めに持ってきてあとは玉突き状態にw)のが誤りとして今に踏襲されてしまっているワケなのです。

せっかくショパン先生が考え抜いて世に問うた調性関係や雰囲気がぶち壊されていることにいまだに気づかぬまま・・・困ったコトと思いません?

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