フォト

カテゴリー

カテゴリー「音楽>楽器>リードオルガン」の32件の記事

2017年12月 7日 (木)

大中寅二 作曲『前奏曲 No.K255 ヘ長調』を、1954年製ヤマハ5号リードオルガンで

音楽産業の最大手YAMAHAの始まりは、創業者の山葉寅楠が足踏みオルガンであるリードオルガンを製作したところから・・・とご存知の方はなかなかおられないのではないでしょうか。明治維新当時のいわゆる「洋楽導入」から(織田信長周辺など、とかいうツッコミがアサッテなのはわかってますねw)第二次大戦後しばらくまでの長い間、市井の人々の音楽の大切な部分をリードオルガンが占めていたことも、なんと100万台を超す楽器が世に出ていたことも、現代ではすっかり忘れ去られてしまいました。

自分でふいごを足で踏んで送風するというコトは音楽の性格に応じて送風を加減できる・・・というコトで、すなはち、リードオルガンはクラヴィコード同様にヴィブラートがかけられる鍵盤楽器でもあり、演奏者の悪知恵w次第で多種多彩な表現ができるのでありま〜す。この魅力は、一部の世界だけに留めさせるにはあまりにも惜しい、否、皆が知っていなければならぬ世界ではないでしょうか (`・ω・´)シャキーン

このリードオルガンの世界に大きな意義を感じていたのが、国民歌謡『椰子の実』の作曲者として歴史に名を残す、大中寅二(1896-1982)です。ゆうに1000曲を超すリードオルガン曲を作曲したと言われておりますが、これまたすっかり忘れられてしまっています。大中寅二 作曲前奏曲 No.K255 ヘ長調(1966(昭和41)年10月20日) を、おなじみ渡邉祐治氏による丁寧な修復を経てよみがえった、1954(昭和29)年ヤマハ製5号オルガンで弾きました。木部が合板でなく無垢材だった最後の世代の楽器、堂々とした鳴りっぷりにシビれますよ〜(・ω・ゞ

2017年12月 5日 (火)

12月2日『リードオルガン解体新書』実況動画:フランク『ニ長調とニ短調のための7つの小品』より第3曲を、1954年製ヤマハ5号リードオルガンで

2017年12月2日、高崎のアトリエミストラルで行ったワークショップ&コンサート『リードオルガン解体新書』。使ったリードオルガンは、おなじみ渡邉祐治氏の修復による、YAMAHAの1954年製5号オルガン。この5号オルガンは戦後まで長〜く作り続けられたモデルで、木部が合板でなく無垢材の時代の生き残りです。

実況録画の一部をご紹介〜。曲は、フランクが最晩年に作曲し続け、その悲劇的な死(1890.11.8.)によって中断されてしまった、ハルモニウムのための曲集:『L'Organiste』より『ニ長調とニ短調による7つの小品』の第3曲です。

明治維新後から第二次大戦後しばらくまでのかなり長い間、市井の人々の音楽のかなり大切な部分をリードオルガンが占めていたことは、ほぼ忘れ去られてしまいました。まぁ一時期歴史を担っていたというだけで意味があるほど単純な世界ではございませんwが、自分でふいごを足で踏んで送風する、という本質的にファジーな楽器がリードオルガン。この素直で温かくしかも演奏者の悪知恵w次第で多種多彩な表現ができる魅力は、一部の世界だけに留めさせるにはあまりにも惜しい素敵な世界です。リードオルガン復権、そろそろ機は熟しているのではないでしょうか (`・ω・´)シャキーン

César Franck(1822-1890) - No.3 of "Sept pièces en re majeur et re mineur" from "L'Organiste" on a YAMAHA No.5 reed organ(1954) restored by Yuji Watanabe, JAPAN

2017年11月29日 (水)

ベートーヴェン:6つの変奏曲 op.34 のテーマを、ヤマハ製39鍵リードオルガンで

ベートーヴェンの「6つの変奏曲 op.34」のテーマを小さなベビーオルガンで弾きました。いかにもベートーヴェンらしい印象的な「減7」の和音がリードオルガンの音色でバッチリ効果的に鳴っていますよ〜 (`・ω・´)シャキーン

100年以上昔から戦前ぐらいまで、実は想像以上に市井の人々のあいだには足踏み式オルガンは普及していまして、音域が狭く小さく持ち運びも簡単なベビーオルガンも数多く作られていたようです。このような手軽なリードオルガンは国産アップライトピアノが量産されて価格も下がって爆発的に普及する以前、鍵盤楽器の一翼を担う大切な楽器だったんですね〜。

この動画で使ったベビーオルガンはおなじみ 渡邉祐治 氏の修復による1927年ヤマハ製、特に音域が狭くたった39鍵盤。ですがこの音域は、ヘ音記号の一番下の「ファ」〜ト音記号の一番上「ソ」までの3オクターヴと一音という、上下二段の「大譜表」の音域を 加 線 を 使 わ ず に フ ル に カ バ ー す る「完璧な音域」なのです!



さて、いよいよ今週土曜12/2(明後日だw)、高崎の アトリエミストラル にて13時スタート、 リードオルガン解体新書 です。 マトモに修復されたリードオルガンの音をナマで聴ける機会はなかなか日本には存在せず、しかも今回は楽器の解体&組立&演奏が体験できるという、まさに希有の機会です。ご予定を吹っ飛ばしてでもw、高崎にGo!!

20171202

2017年11月22日 (水)

12月2日/リードオルガン解体新書@高崎

リードオルガン解体新書
~ヤマハ五號オルガンの知られざる実力~


20171202

2017年12月2日(土)
第1部(解体ショー)午後1時~午後4時ごろ
第2部(コンサート)午後4時~午後6時

アトリエミストラル(高崎市下小鳥町312-4)
各部2,500円(当日は各3,000円)

小学校にあった足踏みオルガン、教会の礼拝に使われた足踏みオルガン…その多くは現在も存在していますが、「楽器」として活用されているものは非常に少なく、リードオルガンの本当の実力繊細で優しく多彩な表現が可能は全く知られていません。

現在でも全国の個人宅、教会などに多数存在するヤマハ五號オルガンを目の前で「解体」し、どのような仕組みで音が出るのか? ストップと呼ばれる音色を変える装置がどのような仕組みになっているのか? を「解説」し、再び「組立」て、それを使って「コンサート」をする、という前代未聞、世界初(?)の試みです。


名付けて『リードオルガン解体新書』(`・ω・´)シャキーン

◆お問合せ、チケットご予約
 才気堂:090-6309-8771(渡邉)
 アトリエミストラル:090-8047-3757(櫻井)

2017年11月12日 (日)

"Reed Organ Society Gathering" York, Pennsylvania October 2017 報告動画公開!

2017年10月20〜22日に、ワシントンから北に2時間ほど離れた「York」にて行われた「Reed Organ Society Gathering, York, Pennsylvania, October 2017」に参加、名修復師の渡邉祐治さんとの珍道中はこれまでにご覧になった通りでございまして(・o・ゞ

その模様が早くもYouTubeに公開されておりました。最初にワタクシの超小型楽器挑戦の模様、そして最後に我々の写真がしっかりと登場しておりますので、どうぞご笑覧くださいませ〜。14'30"ちょい過ぎにもワタクシの演奏姿ありv(^^)v

2017年11月10日 (金)

一昨日(11/8)のフランクの命日によせて、『ト長調とト短調のための7つの小品』より第1曲を、アドラー社の大型リードオルガンで

一昨日(11/8)はフランク(1822-1890)の命日、すっかり出遅れてしまいましたが(忘れていたとも言うw)、しばらくお休みしていた動画の紹怪です(・o・ゞ

フランクが最晩年に作曲し続け、その悲劇的な死(1890.11.8.)によって中断されてしまった、ハルモニウムのための曲集:『L'Organiste』の『ト長調とト短調による7つの小品』の第1曲を、1916年ニューヨークのアドラー/Adler社による、6オクターヴの音域を誇る堂々たるリードオルガンで弾きました。いささか晦渋な一面も備えているのがフランクの作品ですが、この曲が入っている『L'Organiste』は、いかにも慎ましく敬虔で素朴なフランクの姿を見せてくれているような気がします。

この動画のような豪華棚付リードオルガンが普通に普及していた古き佳き亜米利加に思いを馳せつつ、どうぞお楽しみくださいませ〜。

2017年10月26日 (木)

Frank L.Moir(1852-1904) - Prelude を、WEAVER社の棚付リードオルガンで(ROS Gathering, York, PA, 2017)

2017年10月20〜22日に、ワシントンから北に2時間ほど離れた「York」にて行われた「Reed Organ Society Gathering, York, Pennsylvania, October 2017」に参加、ピアノ調律師そしてリードオルガン名修復師の 渡邉祐治 さんとの珍道中は、これまでにご覧になった通りでございまして。

・・・York にはその昔 Weaver Organ & Piano Co. があったとのことですが、そんなことはワタクシ知る由もなく(・o・ゞ
ROS Gathering 2017 の会場にはまさにその Weaver社製5オクターヴのオルガンが鎮座ましましており(実は For Sale だったw)、早起きは三文の得! とゆことで動画をせしめてきました (`・ω・´)シャキーン

Oliver Ditson Co. から出版されていた THE HALF DOLLAR MUSIC SERIES の中の一冊「Reed Organ Selections for Church Use(1906)」の編曲が手鍵盤のみのオルガンの特性を非常に良く活かしており、そこからの一曲です。リードオルガンの魅力は大向こうをウナらせるような超絶技巧では断じてなく、柔らかく優しい世界観にこそ。忙しすぎる現代人にこそ、この世界観の大切さをお伝えしたいワタクシでありま〜す。

2017年10月23日 (月)

ROS Gathering ラスト、オルガンコンサート

ROS gathering の最後は、ヨーク郊外の Marietta に移動。会場の the Union Meeting House 据付のオルガンとリードオルガン3台の豪華コンサート( ´ ▽ ` )ノ

22769852_1452438331541567_541818688

22769950_1452438361541564_258107095

残響が長いワケでもない場所でしたがやたらと音が回ってくれて、二階でオルガンの見えない場所でもしっかりと聴こえるのが不思議というか、まぁ当然というか( ̄∇ ̄)

22553354_1452438391541561_103306705

22555379_1452438424874891_496158137

折に触れてオルガンの音を出しまくった営業活動wのせいか、けっこうたくさんのヒトに「二年後には弾けよ!」と言われて、つかみは充分かと(`・ω・´)

22555405_1452438468208220_754286079

パイプオルガンビルダー、Brunner & Associates LLC

本日(10/22)午前中は、ヨーク郊外のパイプオルガンビルダーを訪問。めいめい好き勝手にダラダラ見るというユルさ、なかなか心地よいかも( ̄∇ ̄)

22713218_1452085291576871_424960478

22550328_1452086018243465_594719236

この Brunner & Associates LLC はヨークから車で30分ほどさらに郊外、三階建ての素敵な煉瓦作りの建物と、近代的な建物の二段構え。

22713213_1452085734910160_819186527

22712157_1452085574910176_322886174

パイプオルガンっつ〜シロモノは普通の部屋よりもデカいワケで、規模としては建築屋さん状態でありま〜す。

22712328_1452086114910122_569442692

22712188_1452085944910139_676080228

Img_1554
工房3階からの眺め。一面のトウモロコシ畑、のどかな景色ですねん(^^)

22791574_1452086068243460_111810398
コレ、オルガンのパイプを丸洗いする「風呂桶」ですぞ(・o・ゞ

2017年10月22日 (日)

驚異のシアターオルガン

今回、めっちゃ期待していたのが、無声映画とそれに実演で音楽をかぶせる「シアターオルガン」の鑑賞!(`・ω・´)

22550084_1451487204970013_487542625

22550129_1451487224970011_817383587

まさに古き佳き亜米利加な雰囲気てんこ盛りで、コメディー映画の内容についていけなくてもσ^_^;愉しい愉しい(^^)

22555313_1451487248303342_607382749

22713594_1451487291636671_869283204

蓄音機で聴くのと全く同じジャジーなノリあり、蒸気機関車の走行音の模倣あり、各種変な声wあり、オーケストラ以上の多種多彩な表現を一人で操るのがシアターオルガン。配線がこれまた複雑な電気仕掛け、それでもあくまでも管を鳴らすオルガンというところがミソ。ピアノの音も入っていてどうしてるのかと思ったら、まさかの生ピアノを電気仕掛けの遠隔操作で鳴らしていてさすがにノケぞったでした。

22713142_1451487314970002_492761406

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

イベント・演奏会 | グルメ・クッキング | ファッション・アクセサリ | 写真>Instagram | 写真>昔のレンズ/カメラ | 学問・資格 | 文化・芸術 | 旅行>アメリカ | 旅行>ヨーロッパ | 旅行>中国 | 旅行>台湾 | 旅行>韓国 | 旅行>香港 | 旅行・地域 | 日記・コラム・つぶやき | 書籍・雑誌 | 鉄道 | 音楽 | 音楽>Soundcloud | 音楽>YouTube | 音楽>アンドレ・ギャニオン | 音楽>クリストフォリピアノ | 音楽>ピアノなど鍵盤楽器の歴史 | 音楽>メーカー>BECHSTEIN | 音楽>メーカー>Blüthner | 音楽>メーカー>Broadwood | 音楽>メーカー>Bösendorfer | 音楽>メーカー>DIAPASON | 音楽>メーカー>Grotrian | 音楽>メーカー>Gröber | 音楽>メーカー>NISHIKAWA | 音楽>メーカー>PETROF | 音楽>メーカー>Pleyel | 音楽>メーカー>Steinway | 音楽>メーカー>YAMAHA | 音楽>中島みゆき | 音楽>作曲家>Alberti | 音楽>作曲家>Alkan | 音楽>作曲家>Bach | 音楽>作曲家>Beethoven | 音楽>作曲家>Boëllmann | 音楽>作曲家>Brahms | 音楽>作曲家>Burgmüller | 音楽>作曲家>Cage(1912-1992) | 音楽>作曲家>Chopin | 音楽>作曲家>Couperin | 音楽>作曲家>Czerny | 音楽>作曲家>Debussy | 音楽>作曲家>Dubery(1948- ) | 音楽>作曲家>Dvořák | 音楽>作曲家>Fibich | 音楽>作曲家>Field | 音楽>作曲家>Fischer | 音楽>作曲家>Franck | 音楽>作曲家>Frescobaldi | 音楽>作曲家>Froberger | 音楽>作曲家>Galuppi | 音楽>作曲家>Giustini | 音楽>作曲家>Granados | 音楽>作曲家>Grieg | 音楽>作曲家>Haydn | 音楽>作曲家>Händel | 音楽>作曲家>Janáček | 音楽>作曲家>Liszt | 音楽>作曲家>Marcello | 音楽>作曲家>McDowell | 音楽>作曲家>Mendelssohn | 音楽>作曲家>Merikanto | 音楽>作曲家>Mompou | 音楽>作曲家>Monti | 音楽>作曲家>Mozart | 音楽>作曲家>Pachelbel | 音楽>作曲家>Rubinstein | 音楽>作曲家>Satie | 音楽>作曲家>Scarlatti | 音楽>作曲家>Schubert | 音楽>作曲家>Schumann | 音楽>作曲家>Scriabin | 音楽>作曲家>Sibelius | 音楽>作曲家>Suk | 音楽>作曲家>Séverac | 音楽>作曲家>Wagner | 音楽>作曲家>三島元樹 | 音楽>作曲家>吉松隆 | 音楽>作曲家>大中寅二 | 音楽>楽器>アップライトピアノ | 音楽>楽器>クラヴィコード | 音楽>楽器>スクエアピアノ | 音楽>楽器>チェンバロ | 音楽>楽器>フォルテピアノ | 音楽>楽器>リードオルガン | 音楽>楽器>鍵盤ハーモニカ | 音楽>楽譜作成(lilypond) | 音楽>蓄音器 | 音楽>高橋靖志ハープシコード&クラヴィコード | 音楽に思うこと

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のコメント

無料ブログはココログ