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2018年4月の16件の記事

2018年4月27日 (金)

中島みゆき 作詞/作曲『慕情』ピアノソロ:1894年ベーゼンドルファー社製ピアノ(ウィーン式アクション/85鍵)で

中島みゆきの『慕情』をアンティークピアノで弾きました。

『慕情』は、2017年のテレビ朝日系『帯ドラマ劇場・やすらぎの郷』の主題歌。2017年に発売された中島みゆきの2年ぶり通算42枚め(!)のフルオリジナルアルバム『相聞』のラストを飾る曲です。

『やすらぎの郷』は、脚本家の倉本聰が「夜のゴールデンタイムに若者向けのドラマが数多く放送され、大人の観るドラマが少ない」として企画。昭和世代にテレビの世界で活躍した人物だけが入居する老人ホーム「やすらぎの郷 La Strada」を舞台に、“家族の絆”・“友情”・“愛情”・“死”などがテーマ。テレビドラマでありながら現代のテレビのあり方に対する痛烈な皮肉や風刺に満ちていたとのこと、大重鎮たる倉本聰だからこそできたのでしょうね〜(・x・ゞ

 甘えてはいけない 時に情は無い
  手離してならぬ筈の何かを 間違えるな


この一節、普遍的な真実を語っているように思えます。この曲について言われる「人生を振り返りつつ、 改めて人を愛することの大切さを歌った歌詞」に留まらず、テレビという媒体、否、それどころかおよそ人の生き方全てに打ち込まれる一節ではないでしょうか。まぁ自分の生き方を振り返ってみても、刹那的な愉しみや惰性に流されてばかりでめっっっちゃとほほwなのですが、その結果・・・

 振り向く景色はあまりに遠い

んですよね〜〜〜〜 (´・ω・`)ショボーン

時による淘汰こそが真に残酷で情け容赦がなく、ヤマハのポプコンで賞を獲ったような選ばれしスターたちですら、だれもが中島みゆきのように40年以上もトップを走り続けられるはずもなし。しかし、賞なぞ獲ってもいないごくごく普通の人々の中にこそ手離してならぬ筈の何かをつかみ続けている真の「人生の職人」が当たり前のようにひしめいていることは、『地上の星』を例に出すまでもなくみなさんご存知でしょう。個人が残らなくとも継承されてきた「ナニか」こそが、技術であり文化であり伝統でありま〜す。

 地上にある星を誰も覚えていない
  人は空ばかり見てる
『地上の星』2000年)

星の数ほど存在するのが人生で、その圧倒的多数が手離してならぬ筈の何かに気づくことがかなわず、地上にある星にすらなれずに一生を終えてしまうのかも知れません。まぁしかし、それ自体は確かに嘆かわしいのでしょうが、ご無理ごもっともw。それであっても素敵に輝き得るのは、やはり「人を愛する」ことなのかなぁと。コレ、恋愛に限ったハナシではございませんですね。

 限りない愚かさ 限りない慕情

人生なんて綺麗事なんかでなく、それぞれが置かれた状況の狭間で悩みもがき傷つき苦しみ葛藤するもの。しかし・・・生きねばならぬ!

 ファイト!   闘う君の唄を
  闘わない奴等が笑うだろう
  ファイト!   冷たい水の中を
  ふるえながらのぼってゆけ
『ファイト!』1983年)

2018年4月25日 (水)

ショパン『ワルツ(遺作)イ短調』を、1843年製シュトライヒャーで

ショパン(1810-1849)の遺作の『ワルツ イ短調 BI150』を、個人蔵のシュトライヒャー1843年製オリジナルフォルテピアノで弾きました。

ショパン=プレイエルピアノ、という図式は既にでき上がっておりますが、チト待っていただきたく。ショパンがプレイエルを本格的に使い始めたのはパリに移り住んでからのことですから、実は後半生のこと。ショパンの音楽的源泉を育んだピアノがプレイエルより少し前のピアノである・・・ということを忘れてはなりませぬぞ! (`・ω・´)シャキーン

この遺作のワルツはショパン没後の1860年に、シャルロット・ド・ロチルド/Charlotte de Rothschild(1825-1899)の『4つのピアノ曲』のうちの一曲として出版されており(IMSLPに転がってますよ〜w)、おそらくこの周辺にショパンが個人的にプレゼントしたものであろうとされています。ロチルド=Rothschild=ロートシルト=ロスチャイルド・・・と発音を変えてみれば、パリの上流階級なつながりを見いだすのは容易ですね(・o・ゞ

ショパンの手稿譜は1901年にロスチャイルド家からパリ音楽院に寄贈され、現在はパリ国立図書館の所蔵となっています。なお、シャルロット・ド・ロチルドはショパンから『バラード第4番 op.52』と『3つのワルツ op.64』をも献呈されています。

2018年4月21日 (土)

ルース・スレンチェンスカ@サントリー大ホール

あまりにも久々なコンサート観戦、しかもサントリーホールは何年ぶりか覚えていないほどですが、コレは聴かねばで出向いて来ました!(`・ω・´)

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御歳93歳のルース・スレンチェンスカ女史によるピアノリサイタル。小柄な身体そして矍鑠たるたたずまいから溢れ出るのは、唯一無二の骨太で力強き音楽。

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白眉は、やはりアンコール。有名なショパンのワルツ op.64-2 嬰ハ短調 。伸びやかにどこまでも伸び続ける楽音の美しさたるや、筆舌に尽くしがたし。半音ずつたゆたう箇所のためらうような揺らぎ、自分もやっているつもりではありましたが、いや、ど〜も、ごめんなさいでしたσ^_^;

2018年4月20日 (金)

自作ザワークラウト

葉っぱモノやら野菜やらがよ〜やっと安くなってきて、乳酸発酵の実験がやりやすくなりました♪

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キャベツを千切りにして重量の2.5%程度の塩を振って20分ほど放置、水分が出てきてしなしなになったところで空気が入らぬというか、空気を押し出すようにギュウギュウに瓶に押し込めば準備完了(出てきた水分も一緒に入れるのが吉)。ちょっとアクセントに、クミンシードをチラリと投〜入( ̄∀ ̄)

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あとはナニも特別なコトをするワケでもなく、なるべく空気の流通を遮断(乳酸発酵は無酸素呼吸ですからネ)して日の光を当てずに室温で数日放置すれば、発酵している証拠になんとなく泡が立って酸っぱい香りも。新しい感じだった緑色もイイ感じに褪せて、無添加自然発酵なザワークラウトの出来上がり〜(`・ω・´)

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2018年4月19日 (木)

大中寅二の命日によせて『前奏曲 No.K263 ヘ長調』を、小型の1928年製西川リードオルガンで

今日(4/19)大中寅二(1896-1982)の命日ですよ〜(・o・ゞ
国民歌謡『椰子の実』の作曲者として歴史に名を残す、大中寅二(1896-1982)は山田耕筰の高弟。赤坂霊南坂教会のオルガニストを長年つとめ、パイプオルガンではなくリードオルガンにこそ繊細な音楽表現があると説き続けた、希有の音楽人です。

明治維新当時のいわゆる「洋楽導入」から第二次大戦後しばらくまでの長い間、市井の人々の音楽の大切な部分をリードオルガンが占めていたことは現代ではすっかり忘れ去られ、思い出されたとしても「昔あったけど今は使われないよね」とかいう存在にさせられてしまいました。自分でふいごを足で踏んで送風する、という本質的にファジーな鍵盤楽器がリードオルガン。クラヴィコード同様にヴィブラートがかけられ、自然な息づかいを操れるこの楽器、演奏者の注意力次第で素直で温かく管楽器としての多種多彩な表現ができる魅力は、一部の世界だけに留めさせるにはあまりにも惜しい世界です。

大中寅二はゆうに1000曲を超すリードオルガン曲を作曲したと言われておりますが、これまたすっかり忘れられてしまっています。大中寅二 作曲(1966(昭和41)年11月5日)、前奏曲 No.K263 ヘ長調 を、渡邉祐治氏による丁寧な修復を経てよみがえった、1928年西川オルガン改め日本楽器横浜工場製の小型リードオルガンで弾きました。日本楽器=ヤマハ製とは言え、オルガンの設計自体は西川オルガンですから「西川オルガン」と言って差し支えない楽器です。音域はヘ音記号で少し下に飛び出た「ド」〜ト音記号で少し上に飛び出た「ド」までの4オクターヴ、なるほど、ピアノ弾きが普通に見ている上下二段の「大譜表」の音域にも意味がありそうな気がしませんか?(・ω・ゞ



来月5月13日(日)に、この楽器を含めて3台のリードオルガンを使った体験会&演奏会&懇親会:触ろう&聴こう リードオルガン を中野の Space415 にて行います。オルガンの豊かにふわっと拡がる空間感はなかなか録音には入りづらいもので、是非ともナマで体験していただきたく!m(._.)m

・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚

2018年5月13日(日)13時〜19時(予定)
Space 415 (中野区新井2-48-12 2F/中野駅北口徒歩12分)
終日4000円(要予約当日精算30名)
13:00〜 リードオルガン体験会(3台あります!)     
 ※譜面をお持ちになり、ご自由に音を出してみてください   
15:00〜 リードオルガンコンサート             
17:00〜 リードオルガンとともにフリータイム(持込歓迎w)

演奏:筒井 一貴/解説:渡邉 祐治
主催:古楽かふぇ リードオルガン提供:渡邉祐治

予約 kcafe@dream.jp(古楽かふぇ)
   bergheil69@me.com(筒井)
※参加者募集ページの申込み用フォームからもお申込みいただけます。
  http://www.kokuchpro.com/event/kcafe20180513/

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2018年4月17日 (火)

5月13日/触ろう&聴こう リードオルガン@中野

明治維新前後からかなり長い間、第二次大戦後アップライトピアノが安く量産されるようになるまで、実は市井の人々の音楽の大切な部分を占めていたのは足踏み式のリードオルガンでした。オルガンの長い長〜い歴史の中で電気による送風が使われるのはほんの最近のことで、それならば、足踏み式のオルガンの世界に眼を向けねばならぬのは当然ではございませんか! (`・ω・´)シャキーン

この古くて新しいリードオルガンの世界を、単なる懐古趣味でなく肌で感じていただくための体験の場です。日曜日の午後、落ち着いたサロンでゆったりとくつろいでくださいませ〜。

2018年5月13日(日)13時〜19時(予定)
Space 415 (中野区新井2-48-12 2F/中野駅北口徒歩12分)
終日4000円(要予約当日精算30名)
13:00〜 リードオルガン体験会(3台あります!)     
 ※譜面をお持ちになり、ご自由に音を出してみてください   
15:00〜 リードオルガンコンサート             
17:00〜 リードオルガンとともにフリータイム(持込歓迎w)

演奏:筒井 一貴/解説:渡邉 祐治
主催:古楽かふぇ リードオルガン提供:渡邉祐治

予約 kcafe@dream.jp(古楽かふぇ)
   bergheil69@me.com(筒井)
※参加者募集ページの申込み用フォームからもお申込みいただけます。
  http://www.kokuchpro.com/event/kcafe20180513/

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2018年4月16日 (月)

ペヤング富士山発見@足柄SA

名古屋にいつものごとく(いや久しぶりですがw)拘束バスで移動ちぅ。JRバス会社30周年記念運賃のおかげで片道3000円な〜り。

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途中休憩の足柄サービスエリアに ペ ヤ ン グ 富 士 山 発見!( ゚д゚)

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2018年4月13日 (金)

『Wery's Celebrated Offertoire』を、100年ほど昔のHILLIER社製16ストップ、棚付きリードオルガンで

昨日(4/12)のリードオルガン行脚でお伺いした個人宅にて、おそらく100年ほど昔のロンドンはHILLIER社製16ストップ、鍵盤の音域5オクターヴの棚付きリードオルガンを録らせていただけました。実はこのような豪華棚付きのリードオルガンはあちこちに埋もれているのですが、修復するにも捨てるにもお金が少なからずかかるためでしょうか、放置されて朽ちるに任せている楽器が少なくないようです。この楽器は個人蔵で入手経緯も不明ながら優秀な修復のおかげでほぼ完調、数十分音出しするだけで素晴らしい音色を奏でてくれました。

曲は、Theodor Presser Co. から出版された「The Reed Organ Player - A Collection of Pieces for all Occasions(1914)」所収、H.D.Hewitt 編曲による『Wery's Celebrated Offertoire』です。原曲は、Lefébure-Wély(1817-1869)の足鍵盤付きオルガンのために書かれた『Six Grands Offertoires pour l'Orgue, op.35』の第4曲ト長調で22ページに渡る大曲ですが、編曲者の H.D.Hewitt はこれをニ長調に移して見開き2ページで収まるようにまるっと簡略化wしています。

オリジナル至上主義はそれはそれで意味がありますし、基本的にワタクシもその立場に立っておりますが、それだけが音楽の世界であると考えてしまってはそれは傲慢以外のナニモノでもありませんね。市井の人々の間にかつてあふれていた音楽はとにかく自由なものでちょっとした集会所のスクエアピアノやリードオルガンそしてハルモニウムの周りに生まれていたわけで、そのような普通の人々のための曲集では長い曲をバッサリ切り詰めたり調号の少なく読みやすい調性に移調したりしてあるのがごく普通のことでした。考えてみれば、現代でも全く同じなんですけどね〜(・o・ゞ

リードオルガンの魅力は大向こうをウナらせるような超絶技巧では断じてなく、等身大で愉しめる柔らかく優しい世界観にこそ。忙しすぎる現代人にこそ、この世界観の大切さをお伝えしたいワタクシでありま〜す。

2018年4月12日 (木)

丸信ラーメン行田店

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リードオルガン修復の渡邉祐治氏と出歩いたら、シメ、違った、メシは正しい地元の店でございま〜す(`・ω・´)

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いかにもいろんな形を経てきて、今の状態も「たまたま」なんだろうな〜、という香ばしさ満点の雑種中華。ひょっとして・・・と魔が差して発注してみたコーンラーメンはラーメン+200円なのに特別感ゼロ。これまた「タダシイ店」の面目躍如でございました(・x・ゞ

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熊谷周辺リードオルガン行脚

2005年に国登録有形文化財となった、煉瓦造りの素敵な日本聖公会・熊谷聖パウロ教会にて、リードオルガンなどによるコンサート拝聴!

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この日本聖公会・聖パウロ教会は、東京でイギリス国教会の教えに共感を得た熊谷在住の人々による1882(M15)年ごろからの運動が発祥とのことです。1919(T8)年竣工、実は来年が100周年なんですよ〜。ここのオルガンは入手経緯は不明ながらやはりYAMAHAの五号、そして小さなオルガンは牧師氏が捨てられそうになっていたものを救出して、本日修復後初お目見えだったのこと。古い楽器らしく豊かな低音が素晴らしくて(^^)

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お次は個人宅にお邪魔してビックリ。なんと100年ほど昔とおぼしきロンドンはHILLIER社による豪華棚付きのリードオルガンしかも16ストップ。入手経緯は不明ながら優秀な修復のおかげでほぼ完調、数十分音出しするだけで素晴らしい音色を奏でてくれました。

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そして最後は某所のほぼ現行品である、イタリアのデルマルコ製。公開に難色を示されたのがちょっと残念でしたが、持ち主の意向がなによりも大切ですもんね〜(・o・ゞ

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2018年4月10日 (火)

ショパン『ピアノソナタ第3番 op.58』第3楽章を、1843年製シュトライヒャーで

ショパン(1810-1849)の言わずと知れた大傑作『ピアノソナタ第3番 op.58』の第3楽章を、先日がっつり弾き込みをした個人蔵のJ.B.シュトライヒャー1843年製オリジナルフォルテピアノで弾きました。『ピアノソナタ第3番 op.58』は1844年作曲で翌年出版されており、まさに同世代の楽器と曲ですよ〜。

ショパン=プレイエルピアノ、という図式は既にでき上がっておりますが、チト待っていただきたく。ショパンがプレイエルを本格的に使い始めたのはパリに移り住んでからのことですから、実は21歳以降=後半生のこと。ショパンの音楽的源泉を育んだピアノがプレイエルより少し前のピアノである・・・ということを忘れてはならぬはず! (`・ω・´)シャキーン

ショパン家が所有していたのはポーランド国産のブフホルツ社のピアノですが、実はここはウィーン式アクションのピアノもイギリス式アクションのピアノも注文に応じて製作していたとのことで、ショパンが主にどのような楽器を使っていたか確たる資料はございません。ですが、ショパンが生まれ育ったポーランドの地は東欧圏でウィーンに近く、古来から出回っていたのはウィーン式アクションのピアノ。

・・・で、ココ重要。実は、初代プレイエル(1757-1838)はもともとウィーンの作曲家でハイドンの弟子かつモーツァルトの一歳年下。さすれば、ショパンとともにパリで活躍した二代目プレイエル(1788-1855)にもウィーン式の性格の音が遺伝子として組み込まれているはずで、ウィーンの音や伝統抜きにショパンを語ってイイのでしょうかね〜?

この動画で使った楽器はウィーンの伝統をがっちり受け継いだ製作家:J.B.シュトライヒャーの手による1843年製、それだけでショパンの源泉を捉えるのに最適・・・と言えるほどコトは単純ではございませんが、このような楽器で妄想をたくましくしてw演奏してみるのはそれなりに意義あることと思います。

2018年4月 9日 (月)

4月8日/世にも静かなカフェライブ@大井町 盛会御礼!

昨日(4/8)大井町での 世にも静かな カフェライブ 〜時を超えて蘇る モーツァルトのクラヴィコード〜 は盛会裡に終了、ありがとうございました!

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大井町駅至近でにぎやかな立地のココ:カフェ・ド・キネマでしたが、入り口から通路を数メートル奥に入るという空間なのでけっこう静かになりそうだなぁ・・・との読みが的中。しかも、木の床のおかげかクラヴィコードの音がしっかり充実して響き渡ってくれました。またまたクラヴィコードに適した場所が見つけられて、大満足でありま〜す(・o・ゞ

2018年4月 6日 (金)

ショパン『6つのポーランドの歌』から第2曲「春」を、1843年製シュトライヒャーで

ショパン(1810-1849)の遺作『6つのポーランドの歌』の第2曲「春」を、弾き込み人足がてら個人蔵のシュトライヒャー1843年製オリジナルフォルテピアノで弾きました。この曲はリストによる編曲が有名(?)ですが、これはショパン自身による編曲です。

ショパン=プレイエルピアノ、という図式は既にでき上がっておりますが、チト待っていただきたく。ショパンがプレイエルを本格的に使い始めたのはパリに移り住んでからのことですから、実は後半生のこと。ショパンの音楽的源泉を育んだピアノがプレイエルより少し前のピアノである・・・ということを忘れてはならぬのではないでしょうか! (`・ω・´)シャキーン

この楽器はウィーンの製作家:J.B.シュトライヒャーの手による1843年製、すなはち、ショパンが生きていた頃に製作された楽器です。それだけでこの時代の音楽を弾くのに最適・・・と言えるほどコトは単純ではございませんが、少なくとも楽器を製作した人物の「心のあり方」が現代人のそれよりもはるかに共通点が多いのは明白でしょう。このような楽器で妄想をたくましくしてw演奏できるのは、それなりに意義あることと思います。

ショパンが生まれ育ったポーランドの地は東欧圏でウィーンに近く、当然ながら出回りやすかったのは基本的にウィーン式アクションのピアノです。ショパン家が所有していたのはポーランド国産のブフホルツ社、ここはウィーン式アクションのピアノもイギリス式アクションのピアノも注文に応じて製作していたとのことで、実はショパンが主にどのような楽器を使っていたかについては確たる資料はございません。

ですが、ポーランド時代のショパンはすでにオルガンの名手でもあり、しかも「エアロメロディコン」や「エアロパンタレオン」という現在残っていない過渡期の鍵盤楽器をたちどころにマスターして(操作は非っ常〜にメンドウだった由w)並みいる人々を驚嘆させたとのこと。青年ショパンにとっては、ピアノのアクションがウィーン式であろうとイギリス式であろうと、弾き分けという意識すらなく弾きこなしていたと考えるのが自然でしょう。現代人が考える程度の「性格づけ」なんぞ、この稀代の天才にとっては関係なかったでしょうね〜(・o・ゞ



*リスト編曲はこちら

2018年4月 5日 (木)

中華処タカノ@椎名町

1843年製シュトライヒャー弾き込みの二日めは、紹介してくださった某氏とランチ後の訪問。いつも愉しい喰道楽ぶりを発揮する氏の本日の選択は・・・

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・・・看板が出ておらず暖簾&「営業中」の札のみ  ( Д ) ゚ ゚

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なんでも、一昨年(2016年)年末に予告もなく突如として閉店して常連客の嘆きはそれはそれはハンパなかったとのこと。それが奇跡の復活を遂げたのが昨年(2017年)9月だった由。
※貴重な証言→https://s-nagasaki.com/omise/post-4403/

大将一人で切り盛りできるように厨房を小さく、席もカウンターのみにしてメニューも少なくちょっとだけ値上げ・・・って、メニューの数は並の店と同じかそれ以上だし、ラーメンは350円だし。

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ワタクシはチキンカツ定食を発注。ささっと隠し包丁を入れる一瞬の手際、粉のまぶし方、揚がったカツ4個をスパッと一刀両断・・・などなど、とにかく大将の動きっぱなしの姿が格好良くって、それだけで大盛りメシが食えそうなくらい。御馳走さまでした!

2018年4月 4日 (水)

6オクターヴ半の1843年製シュトライヒャー弾き込み

昨日はチェンバロの弾きこみでしたが、本日(4/4)は都内某所にて、オリジナルフォルテピアノの弾きこみ人夫です( ̄^ ̄)ゞ

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1843年製のJ.B.シュトライヒャー、音域はなんと6オクターブ半ちょいのg'''''まででショパンの作品の音域をバッチリカバー。

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二時間半ほど弾いたところ、ようやっと次元の違う豪壮な鳴りそして複雑な空間感がよみがえってきて、まずはお役目果たせたかなぁと。(`・ω・´)

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2018年4月 3日 (火)

花より団子のいわき詣で@いわきアリオス

本日(4/3)は、みちのくは いわきアリオス まで遠征・・・桜を追いかけたワケではござらず、花より団子は海鮮丼とココにしかない超低音弦の16フィート弦を備えたチェンバロでございま〜す( ´ ▽ ` )ノ

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すっかり恒例となった、ホール楽器の弾きこみ部隊。今回は楽器庫周辺に三台を並べて演奏家三人でかわるがわるに弾き倒し。16フィート弦を備えたチェンバロはめったにお目にかかれる機会がなく、ましてコレをがっつり弾き込める機会はそうそうございませんで。このような得難い機会を持たせてもらえるのが嬉しくて( ̄^ ̄)ゞ

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これまた恒例の海鮮丼&煮魚の定食@四ツ倉も美味し。いわき詣での目的の半分がコレなのは、ココだけのハナシなんですが〜ヽ(´o`;

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