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2015年4月22日 (水)

4月21日/芸能花伝舎(西新宿)ランチタイムコンサート演奏動画/サティ:グノシエンヌ第3番

2015年4月21日(火)西新宿、芸能花伝舎にてランチタイムコンサートを行いました。

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この会場は響きが非常に心地よく、ナトリピアノ社によるマホガニー木目のベーゼンドルファー(1990年代前半)の響きも素晴らしかったこともあり、右ペダルをほとんど踏み替えずに弾いてみました。撮影位置を足元が見える位置にしたので、2回しか踏み替えていないのがお判りになるかと思います(^^)v



拙ブログでは<昔のピアノには手動ダンパー装置の楽器が少なくなく、ダンパーを上げっぱなしにする演奏はごく当然であった>という史実に基づく指摘をしていますが、右ペダルを踏み替えない表現はなにも昔の平行弦時代のピアノの専売特許ではありません。「昔のピアノは平行弦だったから音が混ざりにくく、ペダルを踏み替えなくても大丈夫だった。今のピアノはそんなの無理!」と決めつける想像力に乏しく判断が浅い方々も少なからずいらっしゃりますが、そのような一面もあるにせよ、結局は楽器演奏は演奏者の妄想(笑)と耳の使い方のタマモノで、妄想力と耳次第で相当の狼藉を働くwことができるのでありま〜す。(`・ω・´)シャキーン

ちなみに、ダンパーを上げっぱなしにする演奏習慣に対して、その当時でも賞賛する意見とともに「聞くに堪えない」とか「悪しき習慣である」とかの非難も少なからず存在しており、これは昔の平行弦のピアノでも耳前(?)次第、ダンパー開放で聴かせられる人も聴かせられない人も存在していたという証です。これはとりもなおさずダンパーを上げっぱなしにする演奏習慣が普通に行われていた証拠であり、そしてその習慣に対しての賛否両論が存在していた・・・という史実であります。「昔のピアノは平行弦だったから音が混ざりにくい」という浅い浅〜い一面的理解にもとづく決めつけがどれほど耳を使って能動的に判断することを阻害しているか、頭でっかちは有害無益であります。

まぁ、頭でっかちにならないのは誰でも確かに困難ではありますが、この「ダンパー上げっぱなしという演奏習慣」でどのようなことを狙っていたのかを知り、それを現代のピアノ演奏にどのように活かすのかを実践してこそ、マニアの面目躍如であります。人間の耳とはどこまでも柔軟なものですよ〜。

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