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2014年10月23日 (木)

11月20日/古典鍵盤楽器 徒然草 壱 〜ハンドレジスター(手動ダンパー装置)の可能性〜

2014年11月20日(木)19時開演(18時半開場)
池袋、自由学園明日館 Room1925(教室)
2500円(当日精算、全席自由)
主催:目白古楽ネットワーク(梅岡)
共催:自由学園明日館
<使用楽器>
ルイ・デュルケン(1790年モデル)ウィーン式アクション5オクターヴ
 製作:Thomas & Barbara WOLF


昔のピアノの「ペダル」が「膝レバー式」であったことはようやく知られて来ましたが、それ以前の長期間「手動式」が主流であった事は、完全に無視されています。
モーツァルトの時代の構造に近いフォルテピアノを用いるのみならず、この原理的に「踏み替え」が不可能な機構・・・ということは、ダンパーは「上げっぱなし」か「下げっぱなし」のいづれかになります・・・を逆に活かした未体験の響きを現代に!


1925年フランク・ロイド・ライト建築の重要文化財「自由学園明日館」共催による古楽器による震災復興支援コンサート。素晴らしい音響の歴史的建造物でフォルテピアノの演奏をお聴き頂きます。また今回はコンサートの後に試奏タイムを設けられましたので、ただ聴くだけでなく、およそ標準化とは無縁であった時代の楽器を体験してみていただけます。


これから、現代の古楽器演奏ですらなかなか取り上げられない、ウィーン式ピアノの初期(=モーツァルトの時代)に実は一般的であった機構を大胆に試していこうと思います。その機構とは、ハンドレジスター(=手動ダンパー装置)そしてハンマーチェック(=ハンマー受け止め装置)なし、という機構です。


ハンドレジスターは手動のダンパー制御装置ですから、原理的に「踏み替え」は不可能。この機構でダンパーをoffにするのは、現代ピアノ風に言えば「ペダルを踏みっぱなし踏み替えなしで演奏する」ということ。現代人の音楽観としてはおよそあり得ないですね。


しかし、この機構が珍しくなかった時代がある、という史実は現代人の感覚とは無関係に厳然と存在します。論より証拠、どのような感覚であったかを体験/体感して「踏み替えないペダル」の豊かな可能性を感じていただきたいと思います。


http://www.h3.dion.ne.jp/~bergheil/clavichord/fortepiano/Keyboard_Topics.html


<参考動画>
2014年9月12日の『鍵盤楽器激動の18世紀』にて、モーツァルトのソナタ K.311(284c) の第2楽章。同じルイ・デュルケンのフォルテピアノのダンパーを上げっぱなしにして弾きました。(`・ω・´)シャキーン

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