2016年12月 2日 (金)

50歳の誕生日によせて、中島みゆき『誕生』を、1894年製ウィーン式アクションのベーゼンドルファーで

今日(12/2)はワタクシ(1966-)の50歳(51回めね(^_-)-☆)の誕生日ですよ〜w
・・・折り返し地点でありま〜す(・ω・ゞ

さて、この節目、どクラシック音楽な方向のネタを開陳するのはちょ〜っとあまりにも(どっちだw)いつも通りなので・・・中島みゆきの『誕生』を弾いてみましたぞ! (`・ω・´)シャキーン

ワタクシ、しばらく前から中島みゆきの強く突き抜けた日本語表現の世界を知ることになり、こりゃ〜相〜当〜にヤバい世界を知ってしまったなぁと。とりわけ、最近知った『Nobody is Right』の世界観には深〜く頷くところがありましてね〜。
しかも音楽を聴いてみると、日本語の歌唱表現能力はむちゃくちゃに高いわ、息継ぎはめっちゃ長いわ、しかも歌うのにかなり難しそうな旋律ばかりだわで仰天。ピアノで弾いても遜色ない旋律を、ピアノみたいなw長い長〜い息継ぎで歌えるって、一体全体ナニモノよ?(・o・ゞ

今回の楽器はウチの超〜秘蔵っ子、100%オリジナルの1894年製ウィーン式アクションのベーゼンドルファーです。秘蔵しすぎで12年も手を入れていない状態を怪善wwwすべく、11月半ばに名取孝浩さんにほんの短時間で(^^;調整&調律していただいたのでした。
もちろん、古い楽器で100%オリジナルを保たせているので凸凹はそこら中にありますが、それを補って余りある楽器自体の魅力が伝われば。現代のカッチリ単純明快な方向とは異なる複雑怪奇魑魅魍魎な音空間かも知れませんが、なんでもスッキリ割り切ってしまう世界のどこに深く愉しい魅力がありますか!



なお、調律前の12年放置していた状態で、これまた、中島みゆきの『愛される花、愛されぬ花』を録っていますので、併せてど〜ぞご笑覧くださいませ(爆
昔の楽器の音色の特質かなぁと思えば意外と酷くはないかも・・・ですが、要所要所で破綻しているのはバレバレ(・x・ゞ



ではでは、これから最低50年間w、どうぞよろしくお願いします〜m(._.)m

2016年11月29日 (火)

国立の「タコツボ」急襲!

Facebook中毒wのワタクシ、昼前にダラダラと眺めていたところ、かなりご無沙汰してしまった国立の調律師、横溝昌一氏のイベントが目に入りましてナ。

ナンでも、合奏練習の現場でナニが起こっているかを見学できる機会・・・すなはち、本番のための合わせ練習を見学できる機会が本日(11/29)14:30スタートだと(◎_◎ゞ

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演奏家は、バロックヴァイオリンの中丸まどか嬢とチェンバロの鷲崎美和嬢。鷲崎嬢は知っているのでチト申し訳ないかなと思いつつ、ダッシュで国立まで1時間半。久々の横溝氏の「タコツボ」には島口氏の2段チェンバロが入っており(知らなかったゾw)、7〜8年ぶりの再会が愉しくて。

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こりゃ、ウチのモーツァルトの旅行用クラヴィコードは持って行かねばなるまいナ・・・とゴソゴソと打ち合わせるひとときともなりましたとさ(・o・ゞ

2016年11月27日 (日)

1909年製ブリュートナー・ピアノ、12月4日以降音出し禁止?

いよいよ一週間後(12/4日曜)に迫った演奏会:古き佳き独逸の銘器 1909年製ブリュートナー・ピアノのいぶし銀の輝き で用いる、この1909年製ブリュートナーの持ち主のブーニン氏から会場の松本記念音楽迎賓館に連絡があり、骨董品に値する楽器で「健康診断」を行う必要があるので、この演奏会終了後からしばらく音出しは中止・・・と相成りました。

自分が弾く限り問題はなく、今、この楽器の調子が悪いわけではございませんが、この演奏会はなかなか貴重な機会になってしまったようです (`・ω・´)シャキーン

100年前に皇帝周辺に納める品物を作る職人たちの意気込みそしてプレッシャーたるや想像を絶するもので、果たしてこのピアノは楽器であって楽器でないかのような凄まじい「気」を持っています。どうぞこの機会をお見逃しになられぬように!

2016年12月4日(日)14時開演(13時20分開場)
世田谷、松本記念音楽迎賓館(世田谷区岡本2丁目32ー15)
4000円/全席自由(50名、要予約)
ブリュートナー・ピアノ演奏:筒井一貴
お申込:03-3709-5951(松本記念音楽迎賓館)
    bergheil69@me.com(筒井)

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2016年11月19日 (土)

シューベルトの命日によせて『クッペルヴィーザー・ワルツ』を、ペトロフの大型アップライトピアノ(131cm)で

今日(11/19)はシューベルト(1797-1828)の命日ですよ〜(・o・ゞ
ウィーンで活躍した作曲家は星の数ほどいますが、生粋ウィーン子な作曲家って意外なほどに少なくて。

シューベルトの『クッペルヴィーザー・ワルツ』と言われている曲、これは1826年7月にシューベルトが友人のクッペルヴィーザーに贈った曲が聴き覚えで語り継がれ、それを1943年1月にリヒャルト・シュトラウスがピアノ譜に起こした、という実に渋い言われの曲です。

いかにもウィーンなまり満載の落ち着いた曲、例によってチェコ製ピアノ:ペトロフ専門店のピアノプレップ​による丁寧なプレップアップ済の非常に素性の良いPETROFアップライトピアノ、今回は背が高いP131M1を使わせていただいてマス。美しい響きを持つ大型のアップライトピアノ特有の包み込まれるような低音の魅力が伝わればと思います。m(._.)m

2016年11月15日 (火)

中島みゆき 作詞/作曲『愛される花、愛されぬ花』ピアノソロ:1894年ベーゼンドルファー社製ピアノ(ウィーン式アクション/85鍵)で

中島 みゆき 作詞/作曲『愛される花、愛されぬ花』を、1894年製ベーゼンドルファーピアノ(ウィーン式アクション/85鍵)を使って、ピアノソロで弾きました。

100年前の欧米には現代とは比べものにならぬほど多くのピアノメーカーがあり、そのどれもが個性あふれる音色を誇っていました。このピアノ黄金期の銘器:一世紀以上昔のウィーン生まれのベーゼンドルファー、1894年製ウィーン式アクションのピアノの音色をお楽しみください。弦やハンマーに至るまで完全にオリジナルそのまま、という状態のヴィンテージピアノは世界的にも相当に貴重です!

昔の楽器の表現力/ポテンシャルはそもそもの「格」が違い、それをクラシック音楽にだけ使っていてはまことにもったいない。それにしても、中島みゆきの泥くさいがゆえに人間の真実を赤裸々にえぐり出す音楽を言葉無しのピアノソロで弾くのは、実はかなり怖かったり(・o・ゞ

"Loved Flower, Unloved Flower" poem & music by Miyuki NAKAJIMA on an antique Bösendorfer piano with viennese action (1894, 85keys)

2016年11月 8日 (火)

フランクの命日によせて「L'Organiste」より『OFFERTOIRE(変ホ長調と変ホ短調による7つの小品の第7曲)』を、ヤマハのリードオルガン(1948年製)で

本日(11/8)は、セザール・フランク(1822-1890))の命日ですよ〜。

フランクと言えば、誰が何と言おうと不朽の『ヴァイオリン・ソナタ』ですが、オルガンのための一連の作品もきはめて大切な一群です。謙虚、善良、無欲、無私・・・というようなフランクの人となりは、それがために不遇の生涯を送ってしまうほどに地味ではありましたが、声高に主張せぬその芸術はまさに「孤高」と言うべき存在と思います。

そのフランクが最晩年に作曲し続け、その悲劇的な死(1890.11.8.)によって中断されてしまった、室内用足踏み式オルガンの一種、ハルモニウムのための曲集:『L'Organiste』から『OFFERTOIRE(変ホ長調と変ホ短調による7つの小品の第7曲)を、大戦後間もなくの1948年ヤマハ製、一般家庭に多数出回ったポピュラーな足踏み式リードオルガンで弾きました。

いささか晦渋な一面も備えているのがフランクの作品ですが、この曲が入っている『L'Organiste』は、いかにも慎ましく敬虔で素朴なフランクの姿を見せてくれているような気がします。

この動画で使っているリードオルガンは、才気堂の渡邉祐治氏の修復による、YAMAHAの1948年製。一般家庭に多数出回ったポピュラーなモデルです。氏は単なるピアノ調律師の枠をはるかに飛び越えた大変な才人、底知れぬ発想にはいつも楽しい絶望感を感じさせられてしまっています(・o・ゞ

2016年11月 4日 (金)

メンデルスゾーンの命日によせて「2つの小品 WoO 19」より『アンダンテ・カンタービレ MWV U 93』を、ペトロフの小型グランドピアノ(159cm)で

本日(11/4)は、メンデルスゾーン(1809-1847)の命日ですよ〜。

メンデルスゾーンのピアノ曲と言えば「無言歌集」か「ロンド・カプリチオーソ」か、ちょいとマニアックに「スコットランド幻想曲」か・・・という認識かなぁと思いますが、他にも素敵な曲が数多くございまして。この動画の『アンダンテ・カンタービレ MWV U 93』は『2つの小品 WoO 19』の1曲め、1833年ごろ作曲とされており、没後1860年に出版されています。

いかにもメンデルスゾーンな美しい曲、チェコ製ピアノ:ペトロフ専門店、白金台の ピアノプレップ の精密調整を経て生まれ変わった、最も小型(奥行159cm)のグランドピアノで弾きました(・o・ゞ

2016年11月 1日 (火)

12月4日/1909年製ブリュートナー・ピアノ〜ブーニンをコンクール優勝に導いたピアノ〜

今年も残すところあと2ヶ月(!)となってしまいましたが、12月初めの演奏会のご案内です!

古き佳き独逸の銘器 1909年製ブリュートナー・ピアノのいぶし銀の輝き
~ブーニンをロン=ティボーコンクール(1983)       
   そしてショパンコンクール(1985)優勝に導いたピアノ~


2016年12月4日(日)14時開演(13時20分開場)

世田谷、松本記念音楽迎賓館(世田谷区岡本2丁目32ー15)
4000円/全席自由(50名、要予約)
ブリュートナー・ピアノ演奏:筒井一貴
予約・問合せ:03-3709-5951(松本記念音楽迎賓館)
   bergheil69@me.com(筒井)
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◎東急田園都市線「二子玉川駅」よりバスを利用(12:41または13:00)
 東急コーチ玉31成育医療センター行、または玉32美術館行
  停留所「もみじが丘」または「岡本三丁目」より徒歩5分程度
◎小田急線「成城学園前駅」よりバスを利用(12:42または12:56)
 東急バス都立01都立大学駅北口行
   停留所「岡本三丁目」より徒歩5分程度

共催:松本記念音楽迎賓館

ライプツィヒのピアノメーカー:ブリュートナーによる1909年製造のこのピアノは、
かつてのドイツ皇帝ヴィルヘルム2世が従妹のアレキサンドラ皇后
(ロシア最後の皇帝ニコライ2世の妻)に贈ったものと言われており、
ロシア革命勃発と共にある女官の手に渡り、その後1970年代末に彼女が亡くなるまで
“聖なる遺品“として大切に保管されていました。
1982年、このピアノが闇で売りに出された際、N・パステルナーク女史
(ノーベル文学賞のV・パステルナークの息子の嫁:ブーニンの名付け親)の援助の下、
ブーニンの手に入りました。ブーニンはこのピアノで練習を重ね、
パリのロン=ティボーコンクール(1983年)と
ワルシャワのショパンコンクール(1985年)の2つを制覇しました。

ベートーヴェン ピアノソナタ第8番 op.13「悲愴」
        ピアノソナタ第17番 op.31-2(テンペスト)
ショパン 2つのノクターン op.55
     (ノクターン第15番、第16番)
     3つのワルツ op.64
     (ワルツ第6番(子犬のワルツ)、第7番、第8番)
     3つのマズルカ op.50

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2016年10月31日 (月)

サティ『グノシエンヌ第7番/星たちの息子』を、ペトロフのアップライトピアノで!

Soundcloud 紹介、第3弾もサティです。生誕150年もあと二ヶ月ですし(・o・ゞ

サティはグノシエンヌを6曲書いている、というのが通説ですが、実は第7番として出版された曲がございます。モトはと言えば、劇付随音楽になるハズだった『星たちの息子/Le fils des ètoiles』の第1幕の一部、かつ、ピアノ連弾曲『梨の形をした3つの小品』の第1番(この小品は「3つの小品」という題名でも実際には7曲なので、第1番=第3曲という楽しいネタもあるのですがw)にも転用されている・・・という、なかなか複雑な来し方の作品です。

サティ(1866-1925)『グノシエンヌ第7番』
2016.1.31. 高崎、アトリエミストラル
 ペトロフ P118D1 アップライトピアノ:筒井 一貴

2016年10月30日 (日)

サティ『グノシエンヌ第6番』を、1820年代のウィーン式フォルテピアノで!

Soundcloud 紹介第2弾は、ちょいとキテレツなネタです。

サティは1866年生まれですから、現代ピアノの時代の作曲家。その『グノシエンヌ第6番』を、音域6オクターヴの1820年代のウィーン式アクションのフォルテピアノで弾いています。いわゆる「オリジナル」ということを厳密に語るとほぼ暴挙に近いですが・・・「楽器の響き方の性格」を考えると、現代のピアノで弾くよりもよほど「味」が生まれるのは必定。

気がついてしまったのが運の尽きwで、やってみないワケには行かなくなってしまいましてネ。グノシエンヌの中でもサティらしさが際立っているこの「第6番」の雰囲気が、より独特になってくれました(・o・ゞ

サティ(1866-1925)『グノシエンヌ第6番』
2016.2.16. 池袋、自由学園明日館 ラウンジホール
 1820年製 グレーバー ウィーン式フォルテピアノ:筒井 一貴

2016年10月29日 (土)

Soundcloud始めました/F.クープランの『Les Barricades Mystérieuses/神秘の障壁』を、フレンチチェンバロで

これまでに YouTube飽きるほどじゃんじゃんw出して来ましたが、発表プラットフォームは多い方がよろしい・・・とゆワケで、しばらく前から考えていた Soundcloud を始めました。
こちらからど〜ぞ!→https://soundcloud.com/kazutaka-tsutsui

映像ナシの音声だけ、というネタが意外と少ないのが判明しましたが、こちらもどうぞご贔屓のほど、よろしくお願いします〜!m(._.)m

世田谷のお屋敷:松本記念音楽迎賓館のフレンチ式チェンバロで、F.クープランの『Les Barricades Mystérieuses/神秘の障壁』をどうぞ。

2016年10月26日 (水)

ドメニコ・スカルラッティ生誕祭によせて、ソナタ K.308 / L.359 をイタリアンチェンバロで

本日(10/26)は、ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)の誕生日ですよ〜。

ドメニコ・スカルラッティは、バッハとヘンデルと同じ生年、鍵盤楽器音楽の大家として知られており、現代のピアノでも比較的頻繁に演奏されることが多い作曲家ですね。ドメニコはナポリに生まれ、リスボンに移ってポルトガル王女バルバラに音楽を教え、バルバラがスペイン王家に嫁ぐとともにマドリードに移住、そのまま後半生を過ごしています。

ドメニコの周辺に響いていたチェンバロの音色は基本的にイタリアそしてイベリア半島のそれで、誤解を恐れずに情緒的な表現をすると、飾りっけのない素朴な響きとそれを支えるバリっとした低音、そして甘く優しく歌う高音かなぁと。

新潟は三条市の旧下田(しただ)村在住のチェンバロ&クラヴィコード製作家:高橋靖志氏による、17世紀イタリアのスタイルに基づくオリジナル設計の1段チェンバロで、K.308 / L.359 のハ長調のソナタをどうぞ。

チェンバロはその機構上、さまざまな強弱表現を駆使するのが非常に難しいのは確かですが、そのことが楽器としての「格」を落とすことはありませんでした。まして「チェンバロに強弱がつかなかったから不満に思った技術者がピアノを発明した」なんてぇトンでもない言いがかりw。チェンバロがピアノ以前300年以上にわたって楽器として使われ続けてきた史実、もちっと認識して欲しいなぁ、と (`・ω・´)シャキーン

2016年10月22日 (土)

ガルッピの『ソナタ ハ長調』を、右ペダル踏みっぱなしのペトロフGPで

先日(10/18)誕生日を迎えた、伊太利亜の作曲家:ガルッピ(1706-1785)の『ソナタ ハ長調』より第1楽章を、チェコ製のピアノ:ペトロフで弾きました。

誕生日にアップした動画( http://bergheil.air-nifty.com/blog/2016/10/post-d979.html )ではクリストフォリタイプの初期フォルテピアノを使いましたが、この動画では、現代ピアノで 右 ペ ダ ル を 曲 の 最 初 か ら 最 後 ま で 全 く 踏 み 替 え ず に 演奏しています。足元をギリギリ見せていますので、ご確認wくださいませ。
・・・このようなペダルの使い方を邪道とおっしゃるなかれ。実は、ピアノ誕生からしばらくの間には珍しくなかった使い方なのでありま〜す (`・ω・´)シャキーン

そして、今なお、昔の楽器のような温かい響きのピアノを作り続けているチェコのペトロフという奇跡的な存在、そのポテンシャルに惚れ込んで専門店:ピアノプレップを営み「基本調整」のみを忠実に精密に行って大化けさせた山内敦氏の存在。

せっかくこのように素敵に「進化」した現代ピアノがあるのですから、そりゃ〜古典鍵盤楽器奏者としては、昔の奏法を積極的に使ってみるのが当然のこと。お楽しみいただければ!m(._.)m



Soundcloud にも音声をアップしましたです(・o・ゞ

2016年10月21日 (金)

半端な今年の秋によせてw、吉松隆『プレイアデス舞曲集第VI集』より、第5曲『秋の舟唄』

今年はどうも「秋」という雰囲気をなかなか楽しめない年になっている気がしますが、吉松隆の『プレイアデス舞曲集第VI集』より、第5曲『秋の舟唄』でもお送り致しましょう(・o・ゞ

この曲はかなり地味に聞こえますが、細やかな雰囲気のうつろいの妙、いかにも吉松隆の軽やかな空気感な気がします。

例によって、白金台のチェコ製ピアノ:ペトロフ専門店のピアノプレップのアップライトピアノで弾いています。今となっては、マトモな「楽器」として作られているアップライトピアノを目にするのはなかなかできませんが、マトモな楽器をマトモに丁寧に調整すれば、十二分に通用するのでありま〜す (`・ω・´)シャキーン

2016年10月18日 (火)

ガルッピの生誕祭によせて『ソナタ ハ短調』を、クリストフォリ式の初期イタリア風フォルテピアノで

今日(10/18)は、イタリアの作曲家:ガルッピ(1706-1785)の誕生日ですよ〜。

ピアノに相当する楽器が歴史上記録に残っているのは1700年のフィレンツェ、メディチ家の楽器所蔵目録で、それならばピアノの誕生は少なくともこれより少し前、というのが通常の理解でしょう。それなのに、いまだに「ピアノの誕生は1709年」という記述がそこら中でまかり通っている現状には呆れるほかございませんが、もはや仕方ないかなぁ・・・と(・x・ゞ

ガルッピのソナタはミケランジェリが現代ピアノを弾いた素晴らしい録音がございますが、この時代の特にイタリアの鍵盤楽曲はこれほどの名手が弾かないとなかなか「それっぽく」ならないです。現代のピアノで弾くとどうしても大げさな雰囲気になりやすく、大げさにならないように注意したところでただ弱いだけの演奏に。そしてチェンバロで弾くと、現代ピアノを知っている我々にとって満足できるような細かな強弱表現が難しいため、どうしても物足りない印象になってしまいます。

この動画で使っている「クリストフォリ式の初期イタリア風フォルテピアノ」にはモデルとして特定の楽器があるワケではなく、ピアノの発明者とされている伊太利亜のクリストフォリによる1726年製の楽器(現:ライプツィヒ大学所蔵)にもとづくアクションを搭載して、自由な発想のもとにチェンバロ製作の久保田彰氏が2006年に製作した楽器です。

1700年ごろ、実はピアノの誕生を目指す萌芽がヨーロッパのあちこちで見られ、やはり音楽もピアノというまだ見ぬ楽器をあたかも念頭に置いているかのような方向に変わり始める兆しがあります。ガルッピの鍵盤楽曲は、まさにこの時代ど真ん中の中途半端とも評価されてしまいそうな存在ですが、このようなクリストフォリタイプの初期フォルテピアノで弾くと、その独特な魅力が「腑に落ちる」感覚があります。



Soundcloud にも音声をアップしましたです(・o・ゞ

2016年10月17日 (月)

ショパンの命日によせて『マズルカ op.41-4』を、ペトロフのアップライトピアノで

今日(10/17)は、ポーランド生まれの作曲家:ショパン(1809/10-1849)の命日ですよ〜。

ショパンは生涯を通じて祖国ポーランドへの強い想いを忘れることはなく、その作品の全てにその想いが込められている・・・というのは比較的有名なお話であります。
その強烈な愛国心を洗練の極みの裏側に秘めてしまい、それをマズルカという本来洗練とは無縁である土着の音楽にまで徹底させるのがショパンの美意識。この「硬派」で「気高い」魅力は限りなし、ショパンはおセンチな作曲家では断じてございません。

そのマズルカから1曲、白金台のチェコ製ピアノ<ペトロフ>専門店:ピアノプレップにて、あくまでも基本に忠実な丁寧な調整(=プレップアップ)を経て生まれ変わったアップライトピアノで弾きました。

実はこの曲の作品番号を「op.41-4」としている楽譜や録音が非常に多いのですが、これは1840年12月ライプツィヒ出版のドイツ初版の出版社:Breitkopf & Härtel が勝手に曲順を変更した(4曲めを1曲めに持ってきてあとは玉突き状態にw)のが誤りとして今に踏襲されてしまっているワケなのです。

2016年10月16日 (日)

フィビフ(フィビヒ)の命日によせて『気分、印象、そして追憶(思い出)』よりop.47-138を、ペトロフのアップライトピアノで

しまった、チェコの作曲家:フィビフ(1850-1900)の命日、昨日(10/15)でしたっ(^^;
#・・・同時に、昨日のクラヴィコードコンサート:神童時代のモーツァルトとイタリア@錦糸町、ご来場いただきありがとうございました!m(._.)m

ようやっと名前ぐらいは聞かれるようになってきたフィビフですが、まだまだ「Poem」だけの作曲家で止まっているフシが。仕方ないですけどね。
晩年に書いた376曲にもわたる連作ピアノ曲集『Nálady, Dojmy a Upomínky, op.41, 44, 47 & 57(邦訳:『気分、印象そして追憶(思い出)』)』からop.47-138を、チェコのピアノ:ペトロフのアップライトピアノで弾いてみました。

この楽器、新品にも関わらずワリと弾き込まれたかのように「コナれた」音色が持ち味で、滑らかな余韻が素晴らしいです。「音が響く」ということは得てして「大きな音がする」と誤解されがちなのですが、この楽器のように木の箱の響きが滑らかで小さな音でも余韻がす〜っと伸びていくことこそが「響く楽器」の真骨頂でありま〜す(・o・ゞ

2016年10月15日 (土)

神童時代のモーツァルトとイタリア 〜モーツァルトの旅行用クラヴィコードで〜 御礼

錦糸町という町はいかにも下町なイメージですが、実は駅から5分も歩けば閑静で落ち着ける場所がございまして。・・・ナニを隠そう、ワタクシもこのアートサロンカフェ『C de C/セドゥセ』を知るまでは全く知らなかったのですが(・x・ゞ

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このような立地のまさに隠れ家カフェ、室内音響も非常に素直で、ココはクラヴィコード演奏に良さそうだなぁ・・・という勘が見事的中、クラヴィコードの繊細で優しい音色がカフェ全体に鳴り響いた贅沢なひとときをお楽しみいただけたようです。

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クラヴィコードの演奏は、せいぜい数十人の規模で行ってこそ。ご来場いただけた方々、どうもありがとうございました。m(._.)m

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2016年10月14日 (金)

アルベルティの命日によせて、モーツァルトの『ソナタ ハ長調 K.545』より第2楽章を、モーツァルトの旅行用クラヴィコードで

今日(10/14)は、イタリアの無名w作曲家、ドメニコ・アルベルティ(ca.1700-1740)の命日とされている日ですよ〜。

アルベルティは、古典派の鍵盤楽器のためのソナタなどの左手に飽きるほどw使われる<ドソミソドソミソ>な伴奏を頻繁に使い、この伴奏音型は「アルベルティ・バス」と呼ばれるようになった・・・とか。・・・とは言え、アルベルティがこの伴奏音型を編み出したというワケではございません。ご注意あれ〜。

さて<ドソミソドソミソ>の伴奏音型の屈指の使い手と言えば、モーツァルト。有名なK.545ハ長調のソナタの第2楽章を、モーツァルトの旅行用クラヴィコード(複製)で弾いています。



さて、明日(10/15)17時開演、この楽器を主に使う演奏会@錦糸町で〜す。ゆったりと聴けますので、土曜日の夕刻、くつろぎにいらしてくださいませ〜m(._.)m

神童時代のモーツァルトとイタリア
2016年10月15日(土)17時開演(16時半開場)
錦糸町、アートサロンカフェ C de C(セドゥセ/Café de concert)
一般3500円/学生3000円/要予約
お菓子・1ドリンク(コーヒーor紅茶)


クラヴィコード&ピアノ演奏: 筒井 一貴
予約先: C de C 03-6362-2068 / kbbach@eb.mbn.or.jp

2016年10月 4日 (火)

10月8日/世にも静かな Bar LIVE 2 〜時を超えて蘇る モーツァルトのクラヴィコード〜@中野五叉路

さて、このブログに案内を出していないことに今ごろ気づいたワタクシでして。
Bar LIVE なので、クラシックですが曲目は当日の雰囲気で決定です!

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世にも静かな Bar LIVE 2 〜時を超えて蘇る モーツァルトのクラヴィコード〜
2016年10月8日(土)18時半開演(18時開場)
中野、Bar & Music Hamlets(中野区中野3−33−20)
1ドリンク+3000円/要予約15名限定
予約先:barhamlets@gmail.com / 070-6551-8602 (19:00-27:00)
(座席数が非常に少ないため、Bar Hamletsまで直接ご予約ください!)

クラヴィコードは、15世紀から19世紀にかけて
ヨーロッパで愛好された鍵盤楽器です
音量が極めて小さいにもかかわらず
その表現力は鍵盤楽器中随一とされていました
大人数に聞かせるための楽器ではありませんが、ようやく
そのひそやかな内なる表現力が再発見される兆しがあります
クラヴィコードの繊細な音表現は
雑音に満ちた現代に生きる我々に静寂を思い出させてくれます

大人なBarで大人なひとときをゆったりお愉しみください!

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«ベートーヴェン/『ピアノソナタ第4番 op.7』より第2楽章、を1913年製ベヒシュタイン model A で

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