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2017年9月20日 (水)

アイルランド民謡『The Last Rose of Summer/夏の名残りのバラ/庭の千草』を、1928年西川オルガン製ベビーオルガンで

最近は四季の移り変わりがワケわからん状態wになっていますが、やはり9月。秋空っぽくなってきましたね〜。
行く夏を惜しんで、アイルランド民謡『The Last Rose of Summer/夏の名残りのバラ/庭の千草』を、1928年西川オルガン製ベビーリードオルガンで弾きました。

このベビーオルガンは、渡邉祐治氏の修復による1928年西川オルガン改め日本楽器横浜工場製。オルガンの設計自体は西川オルガンですから「西川オルガン」と言って差し支えない楽器です。音域はヘ音記号で少し下に飛び出た「ド」〜ト音記号で少し上に飛び出た「ド」までの4オクターヴ。なるほど、ピアノ弾きが普通に見ている上下二段の「大譜表」の音域にも意味がありそうな気がしませんかの?(・o・ゞ
調律師「才気堂」http://saikido.blog.jp/
渡邉祐治氏YouTubehttps://www.youtube.com/channel/UC6wktpotX7LAsEq-4diaaIA

100年以上昔の明治時代初期から戦前ぐらいまで、実は市井の人々のあいだには想像以上に広い範囲に足踏み式リードオルガンが普及していまして、音域が狭く小さく持ち運びも簡単なベビーオルガンも数多く作られていたようです。このような手軽なリードオルガンは国産アップライトピアノが量産されて価格も下がって爆発的に普及する以前、鍵盤楽器の一翼を担う大切な楽器だったんですね〜。ベビーオルガンはコンパクト(当然w)で風袋も小さいので足がちょいと忙しく音も比較的波打ちやすいのですが、小さいオルガンですからそれは物理的機構的に当たり前のこと。それを欠点として目を背けて「弾かない」という選択肢を取れば楽に生きられますwwwが、この手軽でかわいいベビーオルガンの世界を知らずに一生を終わるのは、マルチな鍵盤楽器弾きとしてあってはならぬ気がするワタクシ (`・ω・´)シャキーン

2017年9月15日 (金)

11月16日/シューベルト即興曲をオリジナルフォルテピアノで@池袋

2ヶ月後の11月16日(木)19時開演@池袋、ひさびさにオリジナルフォルテピアノの演奏会を行います。今回は、シューベルトの即興曲全曲・・・情報怪禁!(・o・ゞ

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東日本大震災復興支援コンサート with 明日館
古典鍵盤楽器 徒然草 六
シューベルト『即興曲集』をオリジナルフォルテピアノで


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2017年11月16日(木)19時開演(18時半開場)
自由学園明日館(みょうにちかん)講堂内、銀杏の間
3500円(当日精算/要予約30名)
http://www.h3.dion.ne.jp/~bergheil/clavichord/fortepiano/Message.html

1925年フランク・ロイド・ライト建築の重要文化財「自由学園明日館」共催による古楽器による震災復興支援コンサート。現代のコンサートホールでは体験し得ない音響の歴史的建造物で、古典鍵盤楽器の演奏をお聴き頂けます。

1820年頃のウィーン式のフォルテピアノは「美しい」の一言です。この時代は、生粋のウィーンっ子であるシューベルトが、いかにもウィーンらしいしなやかさと上品さに満ちた、いわば「はんなり」した作品を書き続けた時代でした。

・1820年当時のオリジナルフォルテピアノで
・1925年建築そのままの重要文化財の建物で
・傑作『即興曲集』全曲を愉しめる機会です

会場は、つい先ごろ耐震補強工事が竣工した講堂内の「銀杏の間」
現代が失ったかもしれない「耽美的感覚」を、ともに愉しみましょう!

出演
 筒井一貴(フォルテピアノ)
使用楽器
Johann Georg Gröber 製作(1820年オリジナル ウィーン式6オクターヴ)
プログラム
シューベルト (1797-1828)
4つの即興曲 D899 (op.90)
4つの即興曲 D935 (op.142)

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2017年9月13日 (水)

山吹(立喰)/江戸川橋

世の中には各種各レベルwのグルメ情報があふれ返っていますが、立ち食い系の名店の誉れ高い、江戸川橋の『山吹』に出向いてきました〜(・o・ゞ

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ごくごく普通の店構えの、営業時間が6:00〜15:00の「朝型」の店。14時少し前に出向いたので客入り自体は半分ちょいでしたが、ひっきりなしにお客さんの来ること来ること!

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どれもこれも惹かれる品揃えですが、ヒレカツカレーセット540円ナ〜リ。なんちゅ〜コスパの良さでっしゃろ(*^^*)

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2017年9月11日 (月)

中島みゆき 作詞/作曲『夏土産』ピアノソロ:1894年ベーゼンドルファー社製ピアノ(ウィーン式アクション/85鍵)で

今年の夏、残暑はわりかしサクッと通り過ぎてくれたようで、いつの間にか空気はすっかり秋ですね〜。
この季節にふさわしい題名wの曲、中島みゆきの『夏土産』をいつもの1894年製ベーゼンドルファーで弾きました(・o・ゞ

普通、世間一般的な『夏土産』は、夏休みのお出かけ先からのちょいと気の効いたおみやげのはずなのですが、中島みゆきがそんな単純な内容の詩を書くハズがございませぬ。・・・あ、そっか、それでも『あたいの夏休み』の中でのお土産は
 <安物だけど 自分用じゃないもんね
でしたっけ。

・・・ハナシがそれました(・_・ゞ

さて、この『夏土産』・・・だいたい1番の歌い出しがコレですから、穏やかではございませぬ。

 <今年は友だちと一緒に 海へ行く約束だから
  おまえも好きなところへ 友だちと行きなよって
  ついてる目つきぐらいわかるけど
  でもそれを言っても 時は止まらない

そして期待を裏切らないwのが2番の歌い出し。

 <仲間と騒いで来たんだと 嘘はまだ優しさなのね
  カメラを忘れていって なにも撮れなかったって
  とどいた私の友だちからの この写真の隅に
  偶然 写る二人

・・・これが『夏土産』かいっっっ! (ノ-_-)ノ~┻━┻

いかにも「バレ方」あるあるですが、考えてみれば、現代はSNSの(よけいなw)発達のおかげでこのような修羅場が昔なんぞ比べモノにならないほどそこら中で繰り広げられているかと思うと、ま〜ったく、人間の業、っちぅヤツは昔も今も変わらないんでしょうね〜(・x・ゞ

2017年9月10日 (日)

アズール弦楽合奏団演奏会

アズール弦楽合奏団@すみだトリフォニー小ホールのステリハしぅりょう。開演は17時、まだ間に合います( ´ ▽ ` )ノ

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今回は、いつもの偽チェンバロ&偽オルガンにとどまらず、ナゾの飛び道具も。アンゲラーの『おもちゃの交響曲』にて、らっぱパートをC管バロックトランペットで吹きますぞ〜( ̄^ ̄)

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2017年9月 9日 (土)

偽チェンバロ&偽オルガンにて合奏稽古

明日(9/10)の本番@すみだトリフォニー小ホール17時開演 にて、偽チェンバロ&偽オルガンを弾きます。直前の稽古はこんな感じ( ´ ▽ ` )ノ
・・・指導の 柏木 真樹 氏の文章を貼りつけておきますね〜( ̄∇ ̄)

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明日、9月10日にアズール弦楽合奏団のコンサートがあります。今回は「音楽の激動期、18世紀の音楽」と名付けて、下記のような内容の演奏とトークをします。プログラムもずっしり読み応えがあります。お時間が合う方は、是非ご来場ください。

アズール弦楽合奏団第8回定期演奏会
9月10日 17時開演(16時45分開場)
すみだトリフォニー小ホール 入場無料

アルビノーニ/オーボエ協奏曲ニ短調
テレマン/ヴィオラ協奏曲ト長調
バッハ/G線上のアリア
C.P.E.バッハ/シンフォニア 変ロ長調
アンゲラー/「おもちゃの交響曲」
その他、トークと演奏(ヘンデルのソナタやハイドンのカルテットから)

指揮、ヴィオラ独奏 柏木真樹
オーボエ独奏 小林彩子
鍵盤楽器  筒井一貴
アズール弦楽合奏団

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2017年9月 4日 (月)

グリーグの命日によせて『ワルツ op.12-2』を、スタインウェイD型で

今日(9/4)は、ノルウェーの作曲家:グリーグ(1843-1907)の命日ですよ〜。
グリーグの抒情小品集は得意なハズなのに動画のストックが思いのほか少なく、2012年の動画を引っ張りだすという体たらく。

いやいやいやいや、今になって見直してみると、なんとゆ〜クネクネして気持ち悪い弾き方なんざんしょshock 当時の自分も今と同様に「ピアノを弾くこと=鍵盤を操作することなんだから、首とか胴体とかの動きなんて基本的に不要だぁっ!」(エラそ〜にw)公言していたハズなのに、こ〜んな酷い弾きっぷりでOKと思っていたのがなんとも恥ずかしいっっっ(◎_◎ゞ ただ不思議なのは、この動画のアクセス数も良評価も多いこと。日本以外からのコメントもけっこうありますし、やっぱ、ピアノって、クネクネしてw弾くほうが「気持ちを込めてるっぽく」見えてイイのでしょかしらん??(・x・ゞ

・・・いかにエラそうなことをそれっぽい説得力ごときで言ったところで、本当にマトモな人物と比べてみれば一発でバレバレ。この「本当」ちぅシロモノはたいてい想像できぬほど別格なレベルなので、自分ごときには姿が見えないところが真のモンダイでして。この「本当」とはナニか・・・を考え続けて理解を深め続けられるかどうか、がポイントなんでしょうねぃ。自分自身を理解する難しさ、まさに果てもない道のりでありま〜す。今年残り1/3に向けての自戒を込めて (`・ω・´)シャキーン

2017年9月 1日 (金)

パッヘルベル洗礼祭によせて『アリエッタ へ長調』を、小型クラヴィコードで

今日(9/1)は、ドイツ中部南部で活躍した大オルガニスト:パッヘルベル(1653−1706)の洗礼日ですよ〜。

パッヘルベルと言えば泣く子も黙る(?)超有名曲『カノン』の作曲者としてばかりが有名ですが、当代随一のオルガニストとして生前から有名でした。その膨大なオルガン作品から『アリエッタ へ調』を、2013年イタリアでの国際クラヴィコード・シンポジウムでのライヴ録画でどうぞ。

クラヴィコードの製作は、新潟のおなじみ 高橋靖志 さん。1600年ごろにイタリアの修道院で作られた小型クラヴィコードの複製楽器です。このシンポジウムで発表者が突然キャンセルになったとのことで枠が一つ空き、高橋さんのクラヴィコードの発表機会が降って湧いてきて来たというナゾの展怪に。同時にワタクシの演奏機怪も降って湧いた・・・という成り行きでの演奏だったのでした(・o・ゞ

録音の有効音量wが小さくて演奏自体は少々聴きづらいでしょうが、逆にクラヴィコードの周りにじわ〜っと拡がる音空間がなかなかイイ感じで入っています。どうぞ心の耳で感じ取ってくださいませ〜。

2017年8月31日 (木)

いわきアリオスの16f付チェンバロ弾き込み&海鮮丼@小名浜

ひさびさに いわき芸術文化交流館アリオス(いわきアリオス)16f付チェンバロ弾き込み隊(4名さま満員御礼w)の出動日!

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その前の腹ごしらえもいつもの小名浜の漁港食堂 うろこいち にて、豪華海鮮丼。どっちがメインかは訊ねないのが武士の情けですぞ!(・x・ゞ

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2017年8月30日 (水)

10月14日/世にも静かな bar LIVE @ bar Valse(目黒)

しばらく充電ちぅwでしたが、ゆるゆると今年の下半期スタートですっ( ̄^ ̄)ゞ

今回は目黒は権之助坂の途中のバーにて、備え付けの高級スピーカーには目もくれずw、クラヴィコードライヴです。わずか10席限定、ご予約は今スグ bar Valse までメールにて(barvalse@kind.ocn.ne.jp/目黒区目黒1-15-19目黒第一ビル2F)!

世にも静かな bar LIVE @ bar Valse
〜時を超えてよみがえる モーツァルトのクラヴィコード〜

2017年10月14日(土)17時開演(16時半開場)
charge : 3500yen + 2drinks(10seats only!)
*10月14日は鉄道記念日ですが、特に意味はナイですw


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・・・ってか、今年の2/3が過ぎ去ろうとしているのに慄然と。Σ(゚д゚lll)

2017年8月25日 (金)

興福順/朝霞市

新座のおなじみ スマイル治療院 にて施術を受けてしばし打合せ怪談、そして初めてやって来ましたナゾの台湾料理店にて怪食〜w

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台湾料理と謳っていてもど〜見ても大陸だよね〜、と突っ込みはせずとも、メニューにはいやでも反応してしまう素敵な内蔵料理の数々。シェフがハルピン出身ということでとっても優しいお味でしたが、なんと「今日はザリガニあるよ〜」との攻撃w ちょい辛をお願いしてみたら、なんとまぁ花椒多めの少々唐辛子味で二度びっくり。

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・・・スマイルご夫妻が三ヶ月の赤ちゃんを連れていりゃ〜、店員に「お父さんですか〜?」と訊ねられるのも無理なかったっすねぃwww

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2017年8月21日 (月)

出身高校オーケストラ部合宿

この時期すっかり恒例、出身高校オーケストラ部の合宿で〜す。まぁ本日は五日めなんですけど(^o^)

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例年通りに練習ホールにミニ楽器博物館を怪設、自由に楽しんで戯れてもらってますぞ(^^)v

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昨日の晩は楽しい楽しいバーベキュー、これまた例年通りの怪しい焼きそば職人登場〜w

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2017年8月16日 (水)

ベートーヴェン『バガテル op.33-3』を、2005年製スタインウェイB型で

先日(8/11)、作曲家の 三島元樹 氏の録音マイク新規導入テストにご同行、今年(2017年)の3月にオープンしたばかりの瀟洒なサロン、武蔵野線新三郷駅至近の Natur Musik Salon にお邪魔してきました。それなら録音までお願いするのが資源の有効活用wでありま〜す(・x・ゞ
・三島元樹氏公式サイト:http://monoposto.ciao.jp

ベートーヴェンの『7つのバガテル op.33』より、第3曲です。ここの楽器は2005年製のスタインウェイB型211cm。ある意味、鉄板の王道楽器なのは疑いナシ。

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いわゆる「楽聖」として名高いベートーヴェン、ともすればイメージとして偉大で力強く、気難しい・・・という面ばかりが固定観念となっているように思えます。まぁこのような固定観念が出来あがる理由はちゃぁんとあるのですが、ちょっと立ち止まっていただきたく。ベートーヴェンであってもあくまでも一人の「にんげん」ですからさまざまな感情を持っているワケですし、まして人類の歴史に燦然と輝く大作曲家ですから、ベートーヴェンの感情は常人の想像を遥かに超えて多彩だった・・・と想像するべきではないでしょうか!(`・ω・´)シャキーン

力強さを表現するためにナントカの一つ覚えで力強さばかりを羅列してしまうと、飽きられてしまって逆効果。ステロタイプとしてのベートーヴェンのイメージは、それ以外のさまざまな面が存在してこそ作り上げられるもののはず。一面だけを見て理解したとお思いになるのはまぁ自由ですがw、それは、ベートーヴェンという大人物をその程度の低いレベルに矮小化しているんですよ・・・とかなんとか(・x・ゞ

「バガテル」とは、本来は「くだらぬもの」「ささやかなもの」という意味ですが、ベートーヴェンの「謎かけ」とも感じさせられます。この曲は優しい雰囲気で始まったと思いきや、いきなり唐突な転調で面食らわせられます。ヘ長調からいきなり三度下のニ長調にすっ飛んだかと思うと、ナニもなかったかのように「な〜んちゃって♪」とヘ長調に戻るという・・・ベートーヴェンの楽しい一面がチラッと覗き見できたような気がしませんか?(・o・ゞ

2017年8月12日 (土)

ジョン・ケージの命日によせて『In a Landscape/ある風景の中で(1948)』を、1931年製(1990年リビルド)スタインウェイB型で

今日(8/12)は、アメリカの作曲家:ジョン・ケージ(1912-1992)の命日ですよ〜。

ジョン・ケージは最初から最後まで休符な作品『4’33”』ばかりが限りなく有名で、あとは「ワケわからないゲンダイオンガクの作曲家」というイメージでしか語られていないですね〜。まぁそれも無理からぬことではありますが、作曲家なのですから他にもさまざまな作品があるのは当〜然のこと(・o・ゞ

若かりしケージが1948年に作曲したまことに美しい作品『In a Landscape/ある風景のなかで』を、スタジオピオティータ 所蔵の同じ時代1931年のニューヨークで作られて1990年にリビルドされたスタインウェイB型で弾きました。ピアノの左右のペダルを最初から最後まで踏みっぱなしにする指定ですが、実はこのような奏法はモーツァルト時代のピアノ音楽ではごく普通の奏法の一つでして、コレ、実は、マトモに耳を使えればwピアノの繊細で詩的な一面をにじみ出させてくれる、非常に奥深い奏法なんですよ〜 (`・ω・´)シャキーン

「ケージが始めたゲンダイオンガクってわけわからぬ騒音だよねっ」・・・とかレッテルが貼られてしまっていますが、当のケージは「沈黙」や「静けさ」に対する深い深い考察を行っており、それは1940年代前半から影響を受け始めたいわゆる東洋思想を発想の源としています。このようにたどっていくと、1952年の『4’33”』の出現は必然も必然、当然の成り行きである気すらしませんか? 「沈黙の音楽」はモンポウの専売特許にあらず!

そして・・・この『In a Landscape』が、作曲時点にはいまだ存在していなかったアンビエント・ミュージックに聴こえるのもまた、現代の必然でありま〜す。

2017年8月 7日 (月)

中島みゆき 作詞/作曲『拾われた猫のように』ピアノソロ:1894年ベーゼンドルファー社製ピアノ(ウィーン式アクション/85鍵)で

中島みゆきには舞台で発表されたのみでアルバム化されていない曲が意外と存在し、その中に凄い曲があるとのこと。この『拾われた猫のように』は1995年の『夜会VOL.7 2/2』が初出、この曲そして歌詞の暗さ重さは尋常でなく、初めて聴いたときにはさすがにワタクシも身構えました。ですが、なにやら妙〜に共感できるところもあり、むろん楽譜は出ていないのでイキオイで耳コピまで・・・洗脳されてるよなぁぁぁ(・x・ゞ

・・・実はこの曲、ショパンがここぞという場所で使うめっちゃ印象的な和音を、これまた心を深〜くえぐってくるように使っているんですよ〜。

普通に考えれば、拾われた猫なら安心できるはずなのに・・・

 いつまで私をそばに置いてくれますか
  いつまた雨の中に 置き去りにするのですか

という「安心をいつ失うかと心配で、かえって不安が増大する」という、相当にヤバい感覚が示されていまして。コレ、中島みゆきの詩の重た〜い方向に一貫するテーマの一つですねん。

この曲はこの不安ばかりを執拗に表現を変えてぼそぼそと語っており、なるほど、啼き続ける猫・・・か。 あまりにもあんまりな歌詞で全て引用したくなるwのですが、まぁこのくらいで(・o・ゞ

 いつまた1人になるか知れないと
  ひねくれてた 愛したいくせに
  自分の声を子守歌にずっと生きてたから

・・・げに恐ろしかるは孤独。でも、み〜んな孤独な一面は持ってますよね〜。

2017年7月31日 (月)

リストの命日によせて『コンソレーション第3番』を、プレイエル1858年製ピアニーノで

今日(7/31)は、リスト(1811-1886)の命日ですよ〜。

リストが生きている時代のプレイエル1858年製ピアニーノ(85鍵、鉄骨無し)で弾いた、有名な『コンソレーション第3番』です。この曲、バスをいかにして伸ばして聴こえさせるかが鍵のひとつですが、この楽器のように非常に理解度が高い技術者の手で思想に忠実な修復をされた楽器で弾くと、これがまた普通〜に伸びてくれます (`・ω・´)シャキーン

このピアニーノはショパンが自宅に持っていたピアニーノと構造的にはほとんど変化がなく、この時代ではすでに古い機構の楽器でしたが、コンソレーションのような親密な雰囲気が大切な曲にはいかにもふさわしい楽器の一つと言えるのではないでしょうか。まぁ「親密な雰囲気」とゆ〜のは「雑にテケト〜に」という意味ぢゃない・・・ちぅのがちぃとばかし厄介なのですが、これは楽器の問題ではなく演奏者のモンダイ(・x・ゞ

2017年7月29日 (土)

シューマンの命日によせて『トロイメライ』を、1843年製J.B.シュトライヒャーで

今日(7/29)は、シューマン(1810-1856)の命日ですよ〜。
シューマンが生きていた時代の1843年J.B.シュトライヒャー製のオリジナルフォルテピアノで、かの有名な『トロイメライ』を弾きました。

シューマンが生きていた頃に製作された楽器、というだけでシューマンを弾くのに最適・・・と言えるほどコトは単純ではございませんが、少なくとも楽器を製作した人物の「心のあり方」は現代人のそれよりもはるかにシューマンと共通点が多いのは明白でしょう。このような楽器で妄想wをたくましくして演奏できるのは、まことに嬉しいことでありま〜す (`・ω・´)シャキーン

2017年7月28日 (金)

J.S.バッハの命日によせて『パルティータ第1番』より『サラバンド』を、松本記念音楽迎賓館(世田谷)のフレンチ2段チェンバロで

今日(7/28)は、言わずと知れた大バッハ(1685-1750)の命日ですよ〜。

優しく豊かな響きを楽しんでいただきたく・・・パルティータ第1番 BWV825 の第4曲、サラバンド(Sarabande)です。今でこそ国柄や時代そしてスタイルに合った楽器の選択が当たり前にできるようになりましたが、その昔、チェンバロと言えば判で押したようにこのような18世紀フレンチ2段チェンバロが使われていた時代がありました。こうして弾いてみると、なるほど、まずはこの世界を経験してから幅を拡げてもらう・・・という手口wには時代の必然があったような気もします。やはりこのような言うなれば「夢を作れる」雰囲気づくりは秀逸ですからねん(・o・ゞ

この動画を録ったのは世田谷の高台、多摩川を見下ろす高級住宅地の一角にある『松本記念音楽迎賓館』という隠れ家的な(不便ともいうw)楽園、フレンチ2段チェンバロ(製作:クラブサン工房アダチ)はこの館の所蔵、一般の用に供されています。ここのホールはせいぜい50人程度、至近距離でチェンバロの音色そして空気を浴びるがごとく味わえる稀有の空間です。

今年(2017年)の12月16日土曜日14時開演でこのチェンバロで演奏会を行いますので、どうぞ予定にチェックを!m(._.)m

2017年7月27日 (木)

グラナドスの生誕祭によせて『スペイン舞曲集』第2曲『オリエンタル』を、1905年プレイエル製ピアノで

今日(7/27)はグラナドス(1867-1916)の誕生日ですよ〜。

『12のスペイン舞曲集/12 dansas españolas』より第2曲『オリエンタル/Oriental』を、1905年製(85鍵)のプレイエル 3bis(トロワビス)型ヴィンテージピアノで弾きました。

グラナドスはカタロニア(カタルーニャ)生まれバルセロナ育ちのスペインの作曲家。この初期の作品『スペイン舞曲集』はいかにもスペイン風なノリの曲の数々ですが、鍵盤楽器でこのノリを表現するのはそうそう簡単なコトではございませんで。実は曲のキャラクターがあまりにもはっきりしているので、「それっぽく弾けているように」自分で自分を騙しやすい・・・という落とし穴が待ち構えているんですね〜。とりわけ遅く音が少ない箇所では、言うなれば「響きの設計」という認識を持っていないと全く太刀打ちできないという(・x・ゞ

使っているピアノは、おなじみ、高崎のアトリエミストラル所蔵の1905年製プレイエル 3bis(トロワビス)型、コンスタントに使われていて演奏会ごとにきちんと手を加えられており、イイ感じに響きが育っています。もともと信用金庫であった頑丈な建物でかなり音が回り、ちょっと日本でないような錯覚にさえ陥ることもあります。ココ、実はヴィンテージな楽器を演奏するのにかなり適した環境なんですよ〜。

2017年7月26日 (水)

フィールドの生誕祭によせて『ノクターン イ長調』を、1843年プレイエル製スクエアピアノで

今日(7/26)は、アイルランド生まれで主にロシアで活躍した作曲家、フィールド(1782-1837)の誕生日ですよ〜。

フィールドが亡くなった後、そしてショパンは生きていた1843年プレイエル製のスクエアピアノで、一般的には第4番とされている『ノクターン イ長調』をどうぞ(・o・ゞ

フィールドは現代では「ノクターンの創始者」としてしか知られていない・・・と言っても過言ではなさそうな存在ですが、ピアノ協奏曲は7曲を数え、一大ヴィルティオーゾとしても名を馳せていました。またこの当時は、ショパンの先進性に耳が追いつかずフィールドを最良とみなすスジモノも少なくなく、公明な評論家:レルシュタープによる<手短に言えば、もしショパンの作品が入用なら、あらゆる微妙な仕草を粗暴な振舞いに変じて映す歪んだ鏡の前に、フィールドのうっとりするようなロマンスを置けば、それで一丁上がりということだ。(後略)(1833.8.2.)> という極端な論調にまで及んでいたりします。

・・・まぁ、当のショパンの方はフィールドのノクターンを愛奏していた、という高弟ミクリによる証言が残っているのですがw<ショパンは格別の愛着をこめて、フィールドのノクターンを弾いていた。(中略)弾きながら思いつくままに装飾音を加え、妙なる調べの魅力を存分に発揮させたのである。

«スカルラッティの命日に寄せて『ソナタ K.32/L.423』を、イタリアン一段チェンバロで

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